shanの雑日記

子育ての振り返りから日々の雑感など

絵本の読み聞かせ

昨日、ショッピングモールへお買い物に行った際に、本屋さんにふと立ち寄ってみました。ここしばらくは小さい文字を見るのが億劫になっているので(年齢的に)、文庫本コーナーはスルー。奥にある絵本コーナーをのぞいてみました。

私が小さい頃に読んだことのある絵本や、息子が大好きだった『うずらちゃんのかくれんぼ』を見つけました。

全部が鮮やかな色使いで、うずらちゃんとひよこちゃんが自分たちの体型や色を活かしてかくれんぼをする絵本です。

息子がうれしそうに「あっあっ!(ココにいる!)」と言いながらうずらちゃんを指さしていたのを覚えています。

 

息子が生後3ヶ月ぐらいの頃から、息子を寝かしつける時に絵本を読むことにしました。教育目的ではありません。

絵本を読む→おしまい→電気を消す→寝る

というルーティンを作りたかったのです。

知り合いの方から、お孫さんが読まなくなったという2・3歳向けの絵本を数冊いただきました。その中に『うずらちゃんのかくれんぼ』がありました。

いただいた絵本はすべて少し文章のあるものでしたが、とにかく寝るためのルーティンを確立するのが目的だったので、コロコロ転がっているだけの息子相手に毎晩1冊ずつ絵本の読み聞かせを始めました。

 

息子が1歳になる頃に本屋さんへ行きおすすめの絵本を探してみると、言葉に興味を持ち始めるこの頃にはリズム感があり、短い言葉を繰り返すものが良いとありました。

あらら。『ワンワン・ぐるぐる・ころころ』をすっ飛ばしていました。

まあいいか。今さら戻れないしな。とスルーすることにしました。

 

その後半年ほどして親戚の方から、いらなくなったという5・6歳向けの絵本をどっさりといただきました。全てしっかりとした内容の物語の絵本で、ページ数もなかなかのボリューム。さすがに息子にはまだ早いかなと思いましたが、読んでいても途中で気が散ることもなく楽しそうに聞いている様子。せっかくもらったし、これ読んどこか。

そのうちに毎晩の読み聞かせの時だけでなく、日中も絵本を読んでくれとせがむようになりました。

息子の横に座って読んだり、膝の上に乗せて読んだり。

何度も同じ本を読んで欲しがることもあれば、次々と違う本を持ってくることもありました。私は息子の気が済むまで読んでいました。

私が台所に立っている時にも、絵本を持ってトコトコとやってきました。

「ハハは今、晩ご飯を作ってて本をめくれないから○○(息子の名前)がめくってくれるかな。」と言って、フライパンを振り振り、息子が持ってきた絵本を暗唱しました。

この頃になると、息子のお気に入りの数冊は一言一句間違えることなく頭の中に入っていました。(あの頃の脳ミソは若かった・・・笑)

息子は私の暗唱に合わせてタイミングよくページをめくっていたので、息子も物語の内容は覚えていることがわかりました。

 

保育園に入ってからは、週末は図書館に行って借りられる上限の5冊を借りてきました。本は息子の好きなものを選ばせました。

やがて小学生になり、『かいけつゾロリ』から『マジックツリーハウス』にハマり、最後は『ハリーポッター』。

小学4年生の時に、あっという間に読破してしまいました。

 

振り返ってみると、特に意識して段階を踏ませて読書好きにさせようとした訳でもなく、本人が好きな本を・好きな時に・好きなだけ読ませていくうちに、読書好きというか文章を読むのが苦にならないようになっていったのだと思います。

この事は、文字数が多い文章を限られた時間内で読んで理解しなければならない適性検査型の公立中高一貫校を受検するには、とても役に立ったのだと思います。

これからも、分厚いと噂の医学書を読むのに役に立つのかな・・・。

 

当初の目的であったルーティンの確立は、失敗に終わったと記憶しています。笑