帰省した息子との雑談の続きです。
私は常々、息子が進学した地方国公立医学部学生内における貧富の差について気にしていました。
地方中小製造業の事務員でシングルマザーの我が家は多分、ダントツの貧であることは間違いないでしょう。
そのことで息子が肩身の狭い思いをしていないかと心配していたのです。
そこでいくつか息子に質問をしてみました。
●親は医者の家庭が多い?
息子が自らリサーチをしたことはないそうです。
ただ、部活の5年生の先輩いわく、おそらく各学年の2・3割が医者の家庭だということです。
2・3割って、医者率高くない!?
●地方必需品の車の所有は?
※親が医者or経営者・・・外車を親に買ってもらう
※裕福層・・・・・・・・国産新車を親に買ってもらう
※一般家庭・・・・・・・国産中古車を親に買ってもらうor補助付きで自分で買う
※その下位層・・・・・・国産中古軽自動車を自分で買う
※その他・・・・・・・・知人から譲り受けるor所持しない (前述の先輩調べ)
ちなみにその先輩は最初、知人から譲り受けた軽トラックに乗っていたそうです。
(注:女子の先輩です)
●住宅事情は?
殆どが大学近くのマンションだそうです。アパート率は少なめらしい。
中には大きな駅前の高層分譲マンションの一室を購入してもらい、入居している学生もいるとのことです。
築32年、大学まで自転車10分、家賃3.5万円、洗濯機は外置きの1Kマンションに住む息子とは世界が違います。
以前、別の先輩のお宅に伺う機会があったそうなのですが、そちらは新築、息子の部屋の倍はあろうかという広さの1LDK、洗濯機はドラム式だったそうです。
息子「ドラム式やでドラム式!買うのも電気代も高くつくやん!」
そういう世界もあるのよ。
しかし、反応するとこは『ドラム式』ですか?笑
●学生生活は?
ほぼどの部活・サークル内においても、活動日の1年生の晩ご飯は先輩がご馳走するという風習だそうです。
息子の所属する部活も、部活終了後には先輩方がご飯に連れて行ってくださるそうなのですが、行く所は有名チェーン店やごくごく庶民的なお店のようです。
それでも週2回もご馳走するとなると、先輩方の負担もそれなりにあるでしょう。
息子も来年以降は支払う立場になるので(留年はしない前提で)、なかなか大変かもしれません。
ちなみに、お金持ちが行うスポーツの印象がある某クラブでは、車は必須(外車率高め)で部活後のご飯も『予約が必要なお店』だそうです。
息子たちは自転車で練習場所まで移動しています。
クラス内では、今はまだそれほど格差を感じたことはないそうですが、実習で使用した白衣を脱いでいるときに隣の学生が、
「これ、クリーニングに持っていかないとダメじゃん。次に間に合うのかな。」
と言うので、
「家で洗って自分でアイロンするでしょ!」
と息子ともう1人の女子が同時につっこんだそうです。笑
息子は自らリサーチに動くタイプではないので、はっきりしたことはわからないようですが、我が家のようなシングルマザーの家庭は、やはりレアケースのようです。
今までは周囲の環境に恵まれていたこともあり、息子がシングル家庭で育ったことについて気にしたことはなかったようです。
しかし、想像もつかない医学部学生生活に親としては心配するというか、何にどう配慮すればいいのかという戸惑いの方が大きいのかもしれません。
親もまた、経験もなく想像もつかない新しい世界の新生活のスタートとなります。