この春に息子が巣立ってから、平日はだいたい6時過ぎに起床します。
そこから自分の分だけのお弁当を作ります。
1人分を作るのも面倒だし、息子がいなくなってから昼食は職場近くのコンビニで買って済ませていましたが、3日で飽きました。お金もかかるし。
1人分のお弁当はあっという間にできてしまいます。
中身がいい加減だからかも。
息子が中学に入学してから、毎朝のお弁当作りがスタートしました。
朝練に参加するようになってからは、毎朝5時過ぎに起床。
そこから約20分で2人分のお弁当を作っていました。
私は昔から、作り置きのものや前日の残りものを食べることに抵抗があります。
理由は特にありません。何となくイヤというだけ。
食べるべき時に食べきれる量しか作ることができませんでした。
しかし実際にお弁当を作り始めると、朝からお肉を切って炒めて味つけて・・・。
隣で卵焼きを焼いて、ブロッコリーを茹でで・・・。
無理でした。
それをするためには、いったい何時に起きないといけないのか?
睡眠時間を優先することにしました。
それからは、週末に私と息子2人分のメインとなるお肉のおかずを1週間分作って冷凍し、朝はそれを電子レンジでチンしている間にブロッコリーを茹でたり、卵焼きを作ったり、ウインナーを焼いたりしていました。
(お魚のおかずは、フタを開けたときのニオイがイヤだと息子に拒否されました。)
お弁当のおかずとは別に、息子の朝食用おにぎらずの具と息子が毎朝飲むお味噌汁用の味噌玉も作り置き、というか作り貯めをしていました。
週末になると、2時間近く台所でいろいろと作り貯めをしていました。
メインのお肉料理といっても鶏肉か豚肉を使った、それぞれ数パターンに決まっており、そこにつくねやハンバーグといったものを追加して、鶏鶏、豚豚と続かないようにローテーションを考えて入れていました。
次週は前週と重ならないように。
その次の週は前々週と重なっても可。
2週間前のお弁当のおかずが何だったかなんて、誰も覚えていないし。笑
そんな感じで2人分を作っていました。
息子の学校がある日はもちろん、夏休みなどの休み期間も2人分を作って息子の分は家に置いておきました。
土日に試合があると、おにぎり3個+ミニおかず。
部活を引退し、模試や塾にこもるようになると土日祝関係なしに、お弁当を作って持たせました。
そんな感じで6年間ずっと作り続けました。
息子が大学合格後、家を出る前に
息子「ずっとお弁当を作ってもらうことが当たり前やと思ってたけど周りはそうじゃ
なくて、段々とお昼代を貰って買って食べてる人が多くなってた。」
私 「ハハはお弁当を作って持たせることが、ハハの役割だと思ってたわ。
それが当たり前だと思ってた。」
息子「当たり前やと思えるのがすごいことなんやと思う。
○○は大事に育てられてきたんやなあと改めて思った。」
「今まで本当にありがとうございました。」
と言われました。
お弁当を作ることが愛情表現だと思ったことはありません。
各家庭にはそれぞれに事情があり、お弁当を作って持たせてあげたくてもできないこともあると思います。
我が家は私の分も必要だったし、たまたま毎朝作ることができただけ。
息子は部活の関係で、食べるということに関してとても気を遣っていました。
それを応援する気持ちはもちろんありました。
ただ、本当にお弁当を作ることが私の役割であると考えていました。
なので、息子から感謝の気持ちを伝えられてとても驚きました。
感謝の気持ちを素直に言えるようになった息子の成長を、うれしく思いました。
今朝1人分のお弁当を作っていて、毎朝嵐のようにバタバタとお弁当を作っていたことを、ふとなつかしく思い出しました。
帰省していた息子が翌日にはバタバタと戻って行ったので、少し寂しかったのかもしれません。