shanの雑日記

子育ての振り返りから日々の雑感など

自宅待機

火曜日の夜、そろそろ寝ようかと思っていたら息子からLINE。
『寒気するなと思ったら、38.6℃あった』
息子の発熱は、5才の頃に罹患した新型インフルエンザ以来です。

慌てて電話し、他に症状がないか確認しました。
咳も喉の痛みも倦怠感も何もないとのこと。
次に、飲み物があるか確認。
冷蔵庫に作った麦茶とスポーツドリンクが2本あるとのこと。
飲み物はひとまず大丈夫。
私「水分しっかり取って早く寝なよ。しんどくなってきたら何時でもいいから連絡しなさい。絶対に我慢したらアカンよ!」
息子「了解。課題提出あるからそれ済んだら寝るわ。」
そして『大丈夫!』の文字。

LINEの『大丈夫』の文字は、本当に『大丈夫』なのか?
心配を掛けまいとした『大丈夫』ではないのか?

携帯を枕元に置き、寝ようとしましたが気になって少しうつらうつらとしたかなという程度でした。
結局その後、朝まで息子からの連絡はありませんでした。

昨日の朝、息子に電話。
息子「体温は36.6℃。他に症状は何もなし。これって学校へ行っていいのかな?」
息子いわく、発熱したのは前日の大雨の中自転車で学校へ行き服が濡れてしまった状態で、集中管理システムで設定温度が22度で固定され、調整できないクーラーの風にあたって身体が冷えたことが原因だろう、とのこと。

さあ、どうしよう?
確かに今は熱も症状もないので学校に行ってもいいのかもしれない。
けれど、もしコロナに感染していた場合に学校に行けば感染を広げる可能性がある。
何より医学部。それこそ『医学部生としての自覚』が問われかねない…。

私「とりあえず、学生課に電話して昨夜から今の状況を話して、学校に判断してもらおう。今、勝手な判断は危険やわ。」
息子「そやな。何かあった時のためにもちゃんとしとかな。」
しばらくして息子からLINEがあり、学生課に相談したところ、
「多分大丈夫な気がするけど、規定になっているので一旦病院で診断してもらって欲しい。」
と言われ、特に診断書の提出は求められなかったそうです。
病院で大丈夫と言われたら、その後は登校可能とのことで、午後からの実習には出席したい息子は診察可能な病院を探し、病院に電話をした後に出掛けたそうです。

病院では、息子の周囲に発熱者もいないし多分普通の風邪だろうけど、今またコロナが流行り出しているから念のためにとPCR検査をしたそうです。
約10分間、検査結果が出るのを待っている間に学生課から電話。
すると、先程は大丈夫と言われたら登校可能であったのが、PCR検査の結果が陰性でも発熱したので3日間の自宅待機になると言われたそうです。診断書も提出。
PCR検査が陰性でも、自宅待機?!
確かに偽陰性の可能性もなくはないし、医学部だし仕方ないのかもしれません。
検査の結果は陰性でした。

3日間の授業は、リモートが可能なものもありますが不可能なものもあり、実習などは夏休みに補講となるそうです。
息子が懸念していた、期末のテストではなく授業中に行われる小テストが成績となるものは、リモート授業の後でオンライン提出が可能となりました。
今の大学生にとって、PCが必需品であることがよくわかりました。
授業をスムーズに受講するために、大学入学後にiPadも購入しました。
PCとiPad、土日を含む計5日間を過ごす荷物と共に、車で息子を連れ帰ることにしました。

今回、『自宅待機』と言われた息子を連れ帰ることに対して、ものすごく悩みました。
家には元気だけれど、高齢者と呼ばれる両親がいます。
両親は3回目のワクチンも接種済であり、息子は陰性。
両親は連れ帰ることに賛成してくれました。
息子が大学の友人に、3日間の自宅待機になったことを知らせると、何人もの友人が
「家の前に食料を届けようか?」
とメッセージを送ってくれたそうです。
そう声を掛けてくれる友人がいることに、少し安心しました。
けれど、何より私自身が誰とも直接に接触することなく、たった3日間ですがその3日間を1人っきりで過ごすことになる息子を心配しました。

その間に何かあったら、どうするの?

この判断が適切なのか不適切なのか…。
何が正解なのか不正解なのかわかりませんが、私は息子を連れ帰ることに決めました。
息子は帰宅後、
「食事は別でいいからね。」
と言って、自室に入って行きました。
息子なりに気を遣っているようです。
様子がわかる範囲で過ごせることに安堵し、適切な距離を取って自宅待機期間を過ごしていきたいと思います。