先日、息子はたくさんの荷物を抱えて帰ってきました。
息子の通う大学は、夏休み明けに前期試験があるとのことなので、PCやら教科書等も持って来ました。
息子「休み明けにテストってひどくない?夏休み後半は夏を謳歌できへん!」
私「ま、日々勉強しとけ!ってことやな。」
息子「そうやろうけどさあ…。」
とブツブツ文句を言っていました。
息子の大学では毎朝8時までに体温を計り、体調チェック表を大学宛に送信しなければなりません。
今朝、8時前に
私「ちゃんと送信しときなよ!」
と声を掛けると
息子「ふぁ〜〜い。」
寝ぼけまなこでとりあえずは送信した後、二度寝をしていたもよう。
1時間程してノロノロとリビングに降りてきて、フローリングに寝っ転がって涼を取っていました。
寝っ転がっている息子を放置して、私はお買い物に。
しばらくして帰宅すると、朝食も済まして食器も洗い終わっていました。
昨年までは放ったらかしだったのに、一人暮らしを経験して変わったようです。
お、成長してるなあ。
と感心していると、部屋からドタドタと降りてきて
息子「今晩、高校の友達と豚カツを食べに行くことになったから、今からちょっと走ってくる!」
私「もうカロリーが!とか脂質が!とか気にしなくていいんじゃないの?」
息子「気にしなくていいのはわかってるけど、これはもう長年の呪いのようなものやからアカンな…。」
と言って飛び出して行きました。
息子は部活中心の生活を送っていた時、競技力向上のために食事の管理を徹底的に行っていました。
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shanru.hatenablog.com
今はもうその必要はないはずなのに。
汗だくで帰ってきた後、体幹トレーニングをしていました。
私「体幹トレーニングまでするの?」
息子「もうね、これもセットになってるみたい。身体が勝手にそうなる。」
ほんと、長年の習慣とは恐ろしい…。
シャワーを浴びて昼食後、自分の部屋に上がって行きました。
ガラガラガラ。ピッ。
息子の部屋から窓を閉めてエアコンを付ける音が!!!
どうしてこんな事で驚くのかと言うと、朝から晩まで塾にいた昨年の夏を除き、毎年夏になっても息子は決してエアコンを付けることがなかったのです。
理由は、
身体を冷やすのは良くないから。
真夏の大会で暑さに負けて、結果が出せないなんてイヤだから。
どんなに暑くても、窓と部屋の扉を全開にして扇風機一台で過ごしていました。
私は隣の部屋で、ガンガンとエアコンを付けていました…。
あの子もエアコンを付けるようになったのかあ。
と感慨にふけっていました。
感慨にふけるところではないような気がしますが…。
3時になりました。
冷凍庫を開けてガサガサと物色。
息子「これ、食べていい?」
と手にはアイスを持っていました。
過去6年で食べたアイスは多分2つくらいです。
私「エアコン付けて、アイスまで食べるようになったんやね!」
と言うと
息子「さすがにもうエアコンは解禁したよ。よう我慢したなと思う。アイスもね、たまに食べてるよ。お風呂上がりのアイスとか最高!」
こういう言葉が息子の口から出るなんて!!!
私「君もやっと普通の人になったんやねえ。」
息子「普通ってどうよ。笑。まあ確かに昔は普通じゃなかったかもなあ。」
私「そしたら、そのうち豚カツを食べに行くからって走りに行くこともなくなる?」
息子「それは多分無理やと思う。カロリーと脂質の罪悪感にはこれからも勝てる気がしない。笑」
つくづく、長年の習慣というものは恐ろしいものです。
私「車で駅まで送ろうか?」
息子「ありがとう。でも食べた後にカロリーを消費したいから自転車で行く。」
・・・。
もう言葉が見つかりません。
息子は中高と6年間の乗っていた赤いママチャリで駅まで向かいました。
勉強もしながら残り少ない夏を謳歌してほしいものです。