以前に中学での勉強と部活動の両立を振り返りました。
高校での勉強と部活動の両立は中学時代とは全く違うものとなってしまったので、記憶が新しいうちに書いておこうと思います。
とはいえ、高校時代の部活動の大部分はコロナ禍の影響を受けましたが…。
高校進学を控え、息子は今まで頑張ってきた競技を続けるか辞めるかで悩んでいる様子でした。
悩んでいた理由は今になっても私は知りません。
入学前の春休みに元夫と会う機会があったので、息子には一度元夫に相談してみることを提案。
元夫は一応アマチュアアスリートでした。
後に息子は、
「ハハに相談するのは、あまりにも距離が近すぎてできなかった」と言いました。
確かにそれもあるかと思います。
私としては、ここまで必死で打ち込んできた競技を辞めて欲しくなかったのが正直な思いでした。
息子は自分の考えや思いを言葉に出すことで頭の中を整理し、また元夫からのアドバイスを受けて自ら答えを出したようです。
元夫から「自分で答えをちゃんと出したよ。話し方も理路整然としてたし。○○も成長したなあ。」
とメールがありました。
元夫には一歩引いた存在で、息子の支えになってもらいました。
結局同じ競技の入部を決めると、また勉強と部活動の両立の日々が始まりました。
高校になると、大学受験を見据えて周りは圧倒的に塾に通い始める子が増えました。
塾に行っていない方が少数派だったと思います。
息子は、今は行く気はないけれど部活を引退したら多分行くことになるだろうから、夏休み等の長期休みを利用してあちこちの無料体験に行ってみると言いました。
なので通常時は相変わらず塾はなし。
勉強を進めるにあたって、大学受験の勉強といってもまだまだ基礎を固める段階なので、まずは定期テストに力を注いでいました。
また、医学部は最短で6年かかります。なのでどの奨学金にでも応募できるように、評定平均を取りに行く作戦にしたそうです。
1年生の時は定期テスト対策と日々の小テスト対策のみでしたが、なぜか模試は絶好調。
この時期はまだ周りも受験勉強を開始していないこともあるので偏差値も高く出るし、京大医学部でもBよりのC判定が出ることもありました。
私「この時期は高く出るからアテにならんよ!」
と一応声を掛けると、
息子「わかってるよ。こんなのこれから先、見られるかわからんから拝んでおく。」
と思いのほか冷静でした。
部活については、息子はあまり体格的に恵まれていないこともあり、周囲の猛烈な勧めがあって種目変更をしました。この種目の方が競技成績で上位に立てる可能性が高い、とのことでした。
新しい種目で3回ほど大会に出場した後、息子は
「やっていて面白くない。」
と言い出しました。
けれど顧問の先生を始め、中学生時代にお世話になったクラブチームの監督やコーチも全員がこの種目を推すので、息子としてはかなり悩んでいました。
私「誰が何と言おうと、やるのは〇〇じゃないの?〇〇がやっていて楽しいと思えることが大切なんじゃない?」
どうせ部活に打ち込むのなら息子が楽しいと思ってやってもらわないと、支える方も楽しくありません。
君が生き生きしていないと、何が楽しくて毎朝5時起きでお弁当を作れるか!
あと数年で競技を引退するのなら、悔いなくやり切って頂戴!
そう思っていました。
その後、息子は元の種目に変更しました。
周囲が言うとおり、体格が良くて高校からこの競技を始めて伸び盛りの子やスポーツ強豪校へ進学時した子にどんどん抜かれて行きました。
それでも決して腐ることなく、食事管理や身体のメンテナンスに日々気を配っていました。
もちろん朝練も1日も休まず、テスト期間中も相変わらず1人で練習。
「やっぱり〇〇には、この種目やな!」
自分がやりたいと思える種目を全力でやっている息子は、どんどん抜かれても諦めることなく前だけを向いていました。
そんな中、1年生が終わる頃にコロナ禍がやってきました。
次回に続きます。