shanの雑日記

子育ての振り返りから日々の雑感など

運動と記憶力

私は息子の大学受験時、様々な大学受験ブログを拝読させていただいていました。
受験は終わりましたが、ブログ村の大学受験ブログや終了組ブログにもたまに訪れています。


親御さんの皆さんはとても熱心に受験校の研究もされており、
『日本国内ならどこでも可。ただし国公立に限る。』
と受験校に関しては全て息子に丸投げしていた私とは大違い…。
そんな中、あるブロガーさんの
『大学受験に向けて日々頑張っている息子さんが少しスランプになってしまい、その息子さんが突然走り始めた』
という記事に目が止まりました。
(ご紹介して良いのかわからず、ざっくりと表現させていただきました…。)

いつも温かい眼差しで息子さんに寄り添われており、突然走り始めた息子さんにも『気分転換になればいいな』と優しく見守られているのかな、と思いました。


すっかり忘れていたのですが、この記事を読んで思い出したことがありました。
それは息子が中学3年生の時、学習発表会で行ったディベート(ある課題について賛成と反対に分かれて議論し、議論の採否が第三者の投票により判定される、というもの)です。
課題が何だったのかは覚えていませんが、息子達のグループでパワーポイントを使用して発表したものの中に『運動と記憶力について』というものがありました。


この週末、息子が集めた資料を残していたはずなので探してみました。
資料には、筑波大学の研究グループによって『ストレスと感じない強度の運動を10分間行うと、その直後に記憶力が向上することが明らかとなった』とありました。
ここにあるストレスと感じない強度の運動とは、ランニングやエアロバイク等の有酸素運動になります。
また、『これらの短時間運動により、脳の学習、記憶に関わる海馬の活動が活発になり、記憶機能が向上することを高磁場MRIを使ってヒトで実証された』とあります。
ディベートなので、自分達のグループが正しいことを証明できるデータを必死で集めていた記憶があります。


当時はそのディベートを観ていて、
それは君の朝練を正当化したいがためか?
などと考えていたように思います。
息子の場合は運動強度が強すぎたためか、中高通して朝練終わりの1時間目は寝落ちしていたようですが…。


私が少し調べた中に、ヨガやストレッチ系の軽い運動でも、深く呼吸をしながら身体を動かすことによって脳へ酸素が運ばれやすくなり、お年寄りの認知機能の改善や向上にも繋がるとありました。
とすると、息子がエアロバイクを漕ぎながらやストレッチをしながら英単語や古文単語を覚えていたことも、単なる隙間時間の有効活用ではなく、効率よく暗記ができていたということになるのか?


そういえば息子が小学生の時、朝のチャイムが鳴るまでは運動場が開放されていて、登校後に多くの子供達が遊んでいたそうです。
この論文が発表される前のことですが、授業前にある程度の運動を行うことで脳が活性化され、授業内容の記憶力向上に繋がっていたのかもしれません。
朝運動は理にかなっていたのか?


もちろん、運動の嫌いな子やしたくても出来ない子もいらっしゃるので、一律にオススメするべきものではありません。
ただ、以前の私のように
「アイツは運動するしか能がないのか…。」
と嘆いている親御さんがいらっしゃったら
「その運動は、脳を活性化させているのね!」
と思えたら、少しはモヤモヤも解消するかもしれません。


運動は気分転換になります。またストレス解消効果もありますし、体力も付きます。
受験には最後まで頑張る気力と体力が重要となります。
もし、運動が苦にならなければ受験生の方には散歩でもランニングでもストレッチでも、何か短時間で疲れがたまらないような工夫をして体力を作り、毎日の勉強と本番の試験を乗り切っていただきたいと思います。
もちろん、受験生を支える親御さんも体力勝負になるので(体力よりも気力かも?)
無理のない範囲で、ちょっとした軽い運動をされるといいかもしれません。


受験まであと数ヶ月、夢に向って突き進んで下さい。
心より応援しています。