【東進衛星予備校体験記①~受講してみた感想(費用も公開)~】の続き。
さて夏休みも終わり、秋以降に向けての担任との面談がありました。
この時点では、息子の志望校はまだ旧帝大の医学部。(まだまだ夢見るお年頃…。)
現役で最難関大に進学された先輩が、過去問演習講座(二次対策)と単元ジャンル別演習講座をイチ推ししていました。
先輩はコロナ禍で学校が休校になってから、東進衛星予備校に入塾。
朝1番で自習室に入り、夜はスタッフから「もう鍵を閉めるよ。」と声をかけられるまで塾にこもって勉強をしてこられました。
ストレスで難聴になったこともあったそうです。
それでも鬼気迫るオーラをまとってずっと勉強していたと、この塾でも伝説になっています。
合格発表時には、学校の先生よりも先に息子達後輩に合格を知らせにきてくれた、とても優しい先輩です。
先輩はこの2つの講座をメインに、二次試験に向けて必要な対策を効率よく進めることができてとてもに役に立った、と息子にアドバイスをして下さいました。
そんな話を聞いていた息子はもちろんこの2つの受講を決めました。
この面談後、振り込んだ金額は399,300円。
塾の書類は捨ててしまっているので、詳細はわかりません。
○過去問演習講座(二次対策)
過去問演習講座(共テ対策)をなんとか終わらせた息子は、志望校である旧帝大の二次対策に進みました。
とにかく問題を解いて書いて出して、解いて書いて出して…。(※繰り返し)
返却された答案を見た息子と、同じ塾に通う旧帝大を志望する数人の友達の感想は以下になります。
●採点基準のばらつきが激しい(厳しすぎたり甘すぎたり)
●採点ミスがちょいちょいあり
●解法が1つだけ(別解法には×がついて0点になる)
この採点に不満のあった同級生の一人は、ここでリタイア。
その後、第一志望の旧帝大に合格されました。
今までノー記述対策だった息子にとっては、決してムダではなく基本的な記述の仕方は身についたと思います。
○単元ジャンル別演習講座
過去問演習講座のデータを元に志望校合格のため、AIが一人ひとりに必要なことを分析して、優先度をつけて演習問題を教えてくれるそうです。
以下、息子の感想です。
●過去問でまったく点数が取れていないので、ハードルが高かった
●AIに毎日「は?マジで△△大を受けるつもり?この身の程知らずが!」と言われているように感じた
思うような結果が出ずに、少しメンタル面でやられていたのかもしれません…。
この講座は、過去問や模試等である程度点数が取れている人が苦手分野を補強するためのものであって、息子のように過去問講座がボロボロだったり模試が安定のE判定のような人には、はっきり言って役に立たないと思います。
しかし息子はこのAIの「身の程知らずが!」のお告げで、現実に目を向けるようになりました。
臨床医志望であり、大学名にこだわって浪人するよりは1年でも早く医師となる方が大事だと考え、ここで志望校を変更しました。(時すでに12月…。)
○担任との面談について
共通テスト終了後、自己採点を元に担任と志望校確定の面談がありました。
東進合否判定はC判定。
息子は判定が何と出ても、変更した××大を受験することを決めていたのでその事を担任に告げると、
担任「では後期も××大を受けますか?」
私と息子「はぁ?」
医学部で後期試験を実施しているところは、ごく限られています。
毎年数人××大(医)へ合格者を出しているのに、後期試験がないことを把握していないのか?
とも思いましたが、何人も担当をしているのでゴチャゴチャになっているのかもと思うようにしました。
その後、慌てて後期試験に北の方の大学の提案がありましたが、息子はやんわりとお断りをしていました。
今回で終わるはずでしたが、当時思っていたことを書いていると予想以上に長くなってしまいました…。
次回に続きます。
次回で終了します。