TVでニュースを観ていると、たまに地方の話題などで
「アスファルトを突き破って大根が育っています!」
といった、『ど根性野菜』のほのぼのとした映像を目にすることがあります。
それが抜かれたら抜かれたで、また話題になったり。笑
今日は、我が家の『ど根性』たちを今週のお題「地元自慢」としてご紹介します。
我が家の周囲は畑ですが、コンクリートの隙間やちょっとした土のあるところに、いろいろな花が咲いたり、野菜が実ることがあります。
それらは、我が家を囲んでいる畑で咲いているものや実っているものではありません。
どこからか種が飛んできたり、鳥やタヌキなどの動物が運んできたものらしいです。
ちなみに夏には毎年、砂利石の隙間から朝顔がツルを伸ばして柵に巻き付き、花が咲きます。
これは、息子が小学生の時に持ち帰った朝顔の子孫であると思われます。笑
今、コンクリートの隙間に咲いているのがこの花です。
いろいろ調べてみた結果、どうやら胡麻の花のようです。
ウチの畑ではありませんが、以前ご近所の畑が胡麻を栽培していたように思います。
その胡麻の実が流れ流れ飛ばされて、この僅かな隙間に辿り着いたのでしょうか?
次、砂利石を敷いたところから生えているのがこちら。
これはユスラウメです。
梅雨の頃には約1センチぐらいの実がなります。
ほのかに甘くて少し酸味もあり、食べることができます。
これは鳥が運んできたものだと思います。(つまり、フンとして。)
このユスラウメがあるすぐ上に波板屋根があって、よくそこでいろいろな鳥が休んでいます。
こちらは、ツツジが植えられている側から現れました。
これは枝豆です。
タヌキかイタチの動物がフンとして運んできたものだと思っていたのですが、犯人は母でした。
離れた所にある畑に蒔こうとした種をこぼしてしまい、拾い損ねたものが転がって放置されたものだと判明しました。
土壌が良くないのか、あまり良い実はつけていませんが…。
最後はこちら。
柿の木です。
これこそ母が植えたものだと思っていました。
母いわく
「畑の真ん中に、あんなジャマなもの植えないよ。」
確かに。
だとしたら、これは動物が運んできたものっぽいです。
隙間ではなくて畑なので『ど根性』とは言えないかもしれませんが、
母「ジャマやから何回か切ったけど、ぜんぜん枯れなかった。」
との事なので、立派な『ど根性』の持ち主だと思います。笑
今年、初めて実りました。
桃栗三年柿八年
というので、この柿の木は母にジャマだと思われ、数回切られもしながら8年は放置されていたことになります。
実を見てみると、どうやら渋柿のようです。
現在はこんな感じですが、四季折々いろいろな『ど根性』たちが現れます。
先日は、まだ夕方の明るい時間に家の前の道路で、モフモフで丸々と太ったタヌキに遭遇して車で接触しそうになりました。
それだけ田舎、ということなのかもしれません。
高校卒業後に地元を離れ、都会での生活を経験して30歳の時に戻ってきました。
戻ってきた当初は、車がないと生活できない環境に『マジか!』と思い、猛特訓して長年のペーパードライバーを返上しました。
息子が小学生の頃、夜の9時前になって
「明日使うノート、もうない。」
と言い出し、近所のホームセンターに指定されたノートが置いておらず車で30分かけて隣市まで買いに行ったという不便さもありました。
※現在は各種ノートが置いてある大きめのスーパーができています。
この地域は、ほんの数年前まで一面の田畑でしたが近年は宅地開発され、バンバンと新しい家が建ちました。それに伴い、今までにはなかったオシャレな美容院やカフェ、ケーキ屋さんなどのお店も増えつつあります。
現在、まだ残る昔ながらの『ど根性』な田畑と、開発された新しいエリアのコントラストが絶妙に面白い、そんな地元です。