shanの雑日記

子育ての振り返りから日々の雑感など

人生で初めてぶちギレた、中2の夏

今週のお題「わたし○○部でした」

このブログに何度も書いていますが、私は現在ソフトバレーをしています。

 

バレーを始めたのは小学校5年生の夏頃。

仲良くなった友達がバレーをしていて誘われたのがきっかけになります。

当時のバレーのポジションとしてはアタッカー・セッター・レシーバーの3種類がありました。

監督の指示でセッターをすることになりました。

セッターとは、アタッカーにトスを上げるポジションになります。

 

中学進学と同時に今住んでいる地域に転校しました。

中学校では迷うことなくバレー部に入部。

バレー部に入部すると、その地域の少女バレーチームに所属していた6人がいました。

アタッカー4人、セッター1人、レシーバー1人。

ポジション的には出来上がっているところに、私が加入した形になります。

 

3年生が引退し、新チームの主体となる2年生の先輩は5人。

セッターが不在。

顧問の先生は、私を正セッターとして新チームに放り込みました。

他の1年生は途中交代で試合に出ることはあっても、フル出場するのは私のみ。

セッターというポジションは攻撃を組み立てる要となります。

アタッカーを生かすも殺すもセッター次第、と言えるかもしれません。

部活では次第に同級生よりも2年生の先輩達と過ごすことが多くなっていきました。

 

2年生になった時、今まで指導していた顧問が

「ワシは一度でいいから野球部の顧問がしたかったんや!」

と訳の分からない事を言ってバレー部の顧問を離れました。

名目上の顧問はつきましたが、バレーのも知らず…。

練習メニューも3年生のキャプテンが主体となって決めていくことになりました。

ですが、キャプテンはちょっと自信がなかったのか、よく私に相談を持ちかけてきました。

練習メニューを提案し、先輩達と練習を回して試合にもレギュラーで出続けました。

そして3年生が引退。

次期キャプテンは3年生が選ぶ事になっています。

私がキャプテンに選ばれました。

 

私達2年生の新チーム結成。

少女バレー時にセッターだったAさんがレシーバー、レシーバーだったMさんが補欠。

新人戦に向けて頑張ろー!

と思っていたのは私だけ。

同級生達6人は練習に参加しなくなり、部活の時間は部室で過ごしていました。

 

小学生の頃から同じチームでやっていた6人に私が加入した事で

『中学になってもみんなでまた同じチームでやっていこう!』

と考えていた彼女達の思いが叶わなかったのです。

つまり、私はただの邪魔者でしかない。

しかもその邪魔者がキャプテンとなったことが不満のようでした。

通常なら顧問に叱られるので練習に参加しないということはないのですが、当時の顧問は全く何の役にも立たない…。

仕方がないので、1年生達と練習をしていました。

 

当時、今でいう『スクールカースト』の上位にいたバレー部の同級生は、他の部活の女子にも私を敵視や無視をするように指示したようです。

その子達の前を通ると

「お前、何なよ!前、通るな!」

「いい気になるなよ!」

と言われたり、勝手に私の机の中に漫画を入れておいて、

「コイツに盗られた!」

とか因縁つけられたり…。

そんな中でも言いなりにならなかった文化部や他のグループの女の子達が私を迎えてくれたおかげで、校内では耐えることができました。

私を迎えてくれた彼女達には感謝しかありません。

 

部活は相変わらず不参加。

1年生達との練習の日々。

そんな夏のある日も、1年生達と練習をしていました。

突然、抑えられない怒りが猛烈に込み上げてきて部室に向かって走り出しました。

部室のドアをバンっと開け

「お前らええかげんにせえよ!練習に来ないんやったら試合には出さん!次の試合は1年と出るからな!!」

と大声で叫び、それまでにたまっていた腹立たしい思いが一気に溢れ、ウアアアアーっと大声を出してその場に泣き崩れました。

 

同級生はその後は練習に参加するようになり、校内での嫌がらせもなくなりました。

試合には出たかった、という事なのでしょう。

顧問は役立たずだったので、試合のメンバーも私が決めました。

新人戦の第1試合の1セットは1年生を出場させ、同級生は出しませんでした。

やられたら、ある程度はやりかえします。

できた人間ではないので。笑

その後、お互いに思うことはあったと思いますが、表面上は和解しました。

 

 

女子特有の人間関係にはウンザリだったので、高校ではバレーはやらないと決めました。

入部したのは陸上部。

走るのではなくて『やり投げ』です。

元々肩が強かったので、やってみたいと思いました。

青空に向かって真っ直ぐにやりが飛んでいった時の爽快感は、今でも覚えています。

ただ、ひたすらに自分との戦いである個人競技は自分の中でちょっと違うなあと思いました。

性格的には完全に個人競技向きですが、プレーしたいと思うスポーツは別。

自分でも面倒くさいヤツだなあと思います。

 

そんなこんなで、今はソフトバレー歴15年になりました。

やっぱり団体競技は人間関係、いろいろあります。

※その辺りの話はこちら

 

shanru.hatenablog.com

 

けれど、楽しい時はみんなでワイワイと盛り上がり、課題ができたらみんなで話し合うことのできるチームスポーツってやっぱり楽しい。

これが女性だけなら、いろいろと面倒くさいことが起こってイヤになるのかもしれませんが、男性がいることで適度に中和され、今まで続けてこられたのだと思います。

 

サークル的活動やママ友、あるいは職場でも、女性だけの集まりを苦手とする私の背景には、間違いなくこの中2の夏がきっかけになっていると思います。