そしてまた京都へ ~前編~の続き
さて、車で宿泊先に到着しました。
今回の旅の目的は
①天下一品のラーメンを食べる
②紅葉を見る
だったのと、私達は『全国旅行支援』を使うことができません。
※その辺りの話はこちら
パートナーも諸事情があり、ワクチンは非接種です。
なので今回は、お値段控えめのケチケチツアーにしました。
宿は朝食なしの素泊まり。
パートナーがこの事を会社の同僚(女性)に言うと
同僚「え?shanちゃんはそれでいいの?」
「せっかくの京都旅行でしょ?」
注)パートナーの会社の人達、何故か私の事をshanちゃんと呼ぶが面識はありません。
同僚の方は携帯で検索し始めて、
同僚「この朝食、めっちゃ美味しそうよ!」
「このくらいの所に連れて行かないと!」
といろいろと提案して下さったそうです。
パ 「この計画、shanが考えたんだけど…。」
そうなるといろいろとパートナーは考えてしまったそうで、
パ 「ひょっとして、shanは俺に気を遣っているのかな?」
「もっと、甲斐性あるとこアピールしないとダメ?」
と不安に思えてきて、その同僚の方に相談してしまったとのこと。
私、大爆笑。
これが、『京都で何か京都ぽくって美味しいものが食べたい!』
というのが目的ならば、同僚の方のご提案のようになるかもしれません。
しかしながら、今回の食の目的はラーメン。
翌日の朝食なんてパンとヨーグルト、インスタントコーヒーがあればOKです。
旅行費用については、予定走行距離からガソリン代を計算。
ネットでETC料金を検索。
これらはパートナーのカード引き落としになります。
宿泊費・電車賃・拝観料・駐車場料金・食費・雑費等を概算で出し、それぞれの負担分を事前に計算して共同財布を作りました。
パートナーの分は『運転ありがとう費』を考慮し、負担額は少なめ設定。
ほぼ割り勘なので『甲斐性アピール』は不要です。笑
二人で気軽に旅行に行くとなると、このやり方が私にはしっくりきます。
さて日曜日。
この日も前日と同じ駐車場に車を置きました。
電車で数駅移動し、東福寺に向かいました。
JR奈良行きの電車に乗ると、すでに人・人・人!
東福寺駅に到着すると、多くの人が降りました。
パ「東福寺ってどの道を行ったらいいのかな?」
私「ここにいる人、きっと東福寺に行くわ。着いていけば大丈夫よ。」
ぞろぞろと着いていくと、東福寺に到着しました。
団体のツアー客や外国人観光客、個人の旅行客がたくさんいました。
さすが日曜日。紅葉の名所の東福寺です。
通天橋・普門院庭園の拝観料1,000円を支払って、庭園に入りました。
小さな門をくぐった先に目にした光景がこちら。
空も地面も、モミジで敷き詰められたようです。
こちらは赤色と黄色のコントラストが綺麗。
今度は全部がオレンジ色です。
順路に従って写真を撮りながら進みました。
紅葉は散り始めでしょうか。風がふくと、ハラハラとモミジが舞い散ります。
パ「ちょっとストップ!動かないで!」
私「???」
舞い降りたモミジが髪にくっついて、髪飾りのようだと写真を撮ってくれました。
愛染堂の方に向かって。
上から見下ろすと、紅葉が渋滞しているように見えました。
今まで見たことのないスケールの大きさに、二人で圧倒されました。
パ「昨日のライトアップとはまた違って、太陽の光にあたった紅葉も綺麗やね。」
私「ほんと、綺麗がいっぱい!」
目の前に広がる一面の紅葉風景を写真撮影と共に目にもしっかりと焼き付け、東福寺を後にして帰路につきました。
前回は一人旅で今回は二人旅。
行った所は違いますが、同じように紅葉を見て回って思いました。
一人旅は、自分の行きたいと思う所に気兼ねなく行けるし、気に入れば気の済むまで滞在もできます。
気に入らなければトットと退散もできるし、思い付きでルート変更も可能。
けれど「綺麗だなあ」と思っても、その気持ちはその場で共有することはできません。
二人旅はその逆。
お互いに相手を気遣う必要はあるけれど、その場で感じた思いは共有できます。
この秋、京都への旅でその両方を経験しました。
一人旅、二人旅のそれぞれの良さが違います。
一人の時間も二人の時間も、大切にしたいなあと改めて思いました。