あけましておめでとうございます。
今年のお正月はいいお天気に恵まれました。
毎年、3が日の間のお天気のいい日の午前中には息子と近所の神社へ徒歩で初詣に行きます。
神社は徒歩で15分ほどの距離。
息子が1人でしっかりと歩けるようになった2歳の頃から歩いてお詣りに行きます。
トコトコと歩く息子と手を繋ぎ、50段ほどの階段も一段ずつ登りました。
下りはヒヤヒヤしましたが、手を繋いで慎重に一段ずつ降りたなあと懐かしく思い出します。
保育園・小学生の時は並んで歩き、お喋りしながらお詣りに行きました。
プチ反抗期に入った中学生。
初詣前にトレーニングに出掛けた息子と、神社の階段下で待ち合わせしました。
一緒にお詣りしてくれただけでもマシ。
帰りはまた1人で走って帰っていましたが。笑
そして高校生。
1年生・2年生とまた並んで歩いてお喋りしながら、2人でお詣りを済ませました。
おお、反抗期も脱したな
と実感しました。
昨年のお正月。
共通テスト前の息子は塾が休みなので、お正月でも開館している隣市の図書館で勉強する計画を立てていました。
家では集中するのが難しいとのこと。
私 「神社へ初詣はどうする?」
息子「それは行く。毎年行ってて今年だけ行かないのは何かイヤ。」
「けど、今年は箱根駅伝の○区が終わってからにしたい。」
昨年の箱根駅伝は、息子の知り合いがエントリーされていました。
お正月の風物詩、箱根駅伝。
事前にエントリーされていても、体調不良やチーム戦略で当日にエントリーの変更がされる可能性もあります。
当日の早朝にエントリー変更がない事を確認し、知り合いのA君の出場が確定!
息子は大喜び。
A君が出場する○区まで自室で勉強し、A君の走る頃になると一緒に観戦しました。
A君は大活躍!
TV中継でも大きく何度も映りました。
顔を歪めながらも懸命に走り、前へ前へと突き進むA君の姿を2人で必死に応援しました。
A君は区間順位も上位。所属大学の順位にも大きく貢献する走りをしました。
箱根駅伝が終わってから、息子と神社へ初詣に行きました。
道中は終始A君の話。
大学受験の『だ』の字も出ませんでした。
けれど息子の顔には久しぶりに息子らしい笑顔が見えました。
やっぱりこの頃は仏頂面をしていることが多くて。
内心、どう取り扱っていいのかわからない日が続いていました。
神社に到着し、お詣りをしました。
私の願い事は
『大学受験、○○がベストを尽くしてやり切ることができますように』
今年はとにかくやれるだけの事をやり切って欲しい。
それだけを願っていました。
2人でお詣りを済ませた後、息子が言いました。
「箱根駅伝に出るだけでも熾烈な争いがあるのに、あの大舞台で自分の走りが出来て結果を出したのって凄いことやと思う。A君の本番力を○○も見習わないと。」
「A君に負けてられへん!○○もしっかり出し切る!もっと頑張らんと!」
「家で集中できないなんて甘えてた。走って帰って勉強に取りかかる。」
そう言って息子は走って帰りました。
私が歩いて帰宅すると、息子は自室で勉強していました。
箱根駅伝という大舞台の本番で、自分の持つ力を出し切って結果を出したA君の走りに息子は背中を押されたようです。
明らかにこの日から、また新たなスイッチが入ったように感じました。
今年のお正月は元日に初詣に行きました。
息子「今年はお願い事、何にしようかな?」
私 「『進級できますように』しかないでしょ。笑」
息子「それを言うなら『学業成就』。笑」
息子を幼い頃から知っている宮司さんにお会いすると、息子の成長をとても喜んで下さいました。
昨日と今日、箱根駅伝が行われました。
A君の活躍を楽しみにしていましたが、今年は出場することはありませんでした。
息子「来年はまた戻ってくるよ。A君にはそれだけの力も根性も絶対にあるから。」
「A君に負けないように○○も頑張るわ。」
来年のA君の出場を信じ、息子は冬休み明けのテストと課題提出に備えて小学生の時から使っている勉強机に向かいました。
前へ前へと突き進み、結果を出したA君の昨年の勇姿は今尚、息子にとってはリスペクトする存在であるようです。
戦う舞台はそれぞれに違いますが、息子にも前へ前へと向かって突き進んで欲しいと思います。
来年の箱根駅伝、A君の勇姿を再び息子と一緒に応援できる事を願います。