ひと月程前に書いた息子の再試験の話。
※そのお話
後期試験での苦手な数学系のテストで再試験になった息子。
周りの協力を得て、やれるだけのことはやったと聞いていました。
私 「再試験の結果はいつ出るの?」
息子「結果なんて出ないよ。」
私 「結果が出ないってどういうこと?」
中学や高校では、テストの結果が返却されて当たり前。
ところが大学では、テストの結果がわかるものもあれば最終判定までわからないものもあり。
レポートにしても、評価が付いてくるものもあれば最後までわからないものもあるそうです。
私 「そしたら、再試験を突破できているかどうかがわからないってこと?」
息子「あの科目に関してはね。他の科目だと『再々試』の張り出しがあったり、救済レポートの提出があったり。先生によるな。」
なんと!
そうすると、再試験がアウトだと即留年決定なのか?
息子いわく、それも先生次第なんだそうです。
何とも厳しい…。
親としてはそう思ってしまいますが、考えてみれば人の命に関わる職業を目指す者を養成する所。
これぐらいは厳しいうちには入らないのかもしれません。
実は息子。
大学に入学してすぐの4月。
友達と一緒に留年して同じ学年になった同級生(先輩?)に、『留年が確定するシステム』を聞いたらしい。
よくもまあ、そんな事が聞けたわ…。
息子「友達が知りたいって言うし。1人では絶対に聞けないけど。」
その同級生はとてもフレンドリーで息子達と仲良くなったので聞けたようです。
同級生「春休みの終わり頃ね、『いよいよ2年生かあ』ってポーっとしてたらピコンって大学からメールが来てね。添付のpdfを開いたらズラリと名前が載ってて。『あれ?オレの名前ないな?』って見てたら最後に『以上の者、2年次への進級を認める』で終わってた…。」
何それ?
その『毎年合格発表』みたいなシステムは?
息子と友達、声を失ったそうです。
息子「だから、メールが来るまでわからないよ。」
問題はそのメールがいつ来るのかって事。
息子大学では2年生はカリキュラムの関係で、3月末から新学期が始まるそうです。
息子はとりあえず2年生に向けて、通常価格ではお高い教科書をメルカリで探し出して購入している様子。
全国の医学部生のお世話になっています。
先日は北海道から綺麗な教科書が届いたそうな。
その教科書、この春から使えるのか?
来年まで置いておくのか?
親としては、ただハラハラしていました。
そして先日。
息子からLINEが来ました。
そこには、大学からのpdf。
恐る恐る開くと、息子の名前がありました!!
祝・進級!!
ああ、よかった。
やれやれホッとしました。
やっとひと息つけそうです。
後日、成績評価が送られてくるとのこと。
これを見たら、ため息をついてしまうかもしれませんが…。
息子「友達が1人だけダメだった…。色々と手助けはしてきたんだけど…。」
息子から話は聞いていましたが、仲の良い友達が大学入学後にちょっと弾けてしまったみたい。
寝坊による欠席や遅刻、課題提出の度重なる遅れや再々試などもあったそうです。
友達として勉強のサポートはできても、生活のサポートまではできません。
息子は何度か朝、電話をして起こしていたようですが…。
親元を離れたら、自分を律するのは自分しかありません。
医学部は入ってからも勉強が大変
私が情報を仕入れていたブログでは、そう書かれていたものが大半でした。
実際、まだほぼ一般教養なのにテストにしてもレポートにしても、なかなかの厳しさがあったようです。
2年生となり、これから医学部生としての専門科目がスタートするそうです。
毎週行われるテストは必ずクリアしなければならないとか。
そうやって、いよいよ解剖実習が始まります。
息子「教科書も手に入ったし、勉強しておかないと。」
再試験にかかった事、友達が留年してしまった事によって、改めて進級の厳しさが身にしみたようです。
これを教訓に、気を引き締めて日々の勉強によりいっそう励んで欲しいと思います。