エアコンの件はそのまんま放置。
しかも明らかに熱中症だと思われるのに、まったくその自覚がない息子。
何を勉強しているのか、この医学生は!!
とブチ切れた話の続きです。
※前回の話
息子「そう言えば、さっき帰ってきた時にエアコンをつけたらすごい変な音がして」
「5分ほど全然冷たい風がこなくてさ」
「その後は音もしなくなって冷たい風が出てきたけど」
私 「それって故障じゃないの?」
「いつ壊れるかわからないから明日管理会社に電話したら?」
息子「でも今は動いてるから故障じゃないよ」
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ここで、再びブチっと切れました。
アホか!
完全に壊れてしまったらこのクソ暑い中で何日も耐えられないでしょうが!
先に『これはヤバいかも』って言っておいたら向こうも対応の仕方があるでしょ!
エアコンが動いている間に行動しないと!
息子「けど明日は1日予定が入ってて電話はできても折り返し電話は受けられない」
「管理会社は17時までだし、結局話しができるのは明後日になると思う」
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ここで、またまたブチっとキレました。
アホか!
あなた今、熱中症なのわかってる?
そんな悠長なこと言ってられないでしょうが!
もういい!
その話、ハハが引き取る!
管理会社の電話番号は?
1度は見に来るだろうから、この先1週間の君が対応できる日と時間を教えなさい!
もうハハが全部、調整するから!!
ブチ切れ度、MAX。
久しぶりに切れまくりました…。
ついに、ブチ切れハハはこのエアコン騒動を引き受ける事になってしまいました。
ああ、見守りポジションはどこに行った…?
翌日、管理会社に電話。
マンションの契約者は私なので、私が電話をしてもおかしくはありません。
先ずは保証期間外のエアコンをクリーニングをして故障した場合の有責の確認と昨日からの異音の件、それにこの暑さでエアコンが故障した場合の健康面での懸念を伝えました。
しばらくして折り返しの電話あり。
オーナーが手配した電気屋さんの判断で修理か新しいエアコンに付け替えるかを決め、その費用は全てオーナー負担になるとのこと。
後は電気屋さんから電話があるので打ち合わせをしてほしいと言われました。
すると、すぐに電気屋さんから電話がありました。
電「あのマンションのエアコンは全部古いから、オーナーさんに言って新しい物に
替えますね。」
「この前、違う部屋のエアコンを付け替えたばかりだから。」
「この暑さで動かなくなったら大変でしょ。」
「もうちょっとだけ待ってね。すぐに手配しますので。」
ああ、これを『神』と言うのでしょうか?笑
いかにも気の良い街の電気屋さんっぽいおじさんでした。
電気屋さんの判断で、1度も見に来ることなく新しいエアコンの付け替えに決まりました!
後は私が電気屋さんと息子のスケジュールの調整をし、管理会社に電話をした2日後にはピッカピカの新しいエアコンがついたようです。
息子「ほんとスゲー!ハハ、いったいどんな交渉したの?」
私 「交渉も何も、事実に『この暑さでエアコンが壊れたら命にかかわる』というニュアンスを振りかけただけ」
息子「ハハ、ありがとう!エアコンの風、臭くなーい!」
息子は最大懸念事項の古いエアコンがサラッと新しくなったので、喜びMAX。
これで喘息と故障の心配はなくなったのですが…。
それにしても。
『見守りポジション』だの『親の役割を見直す』だの、偉そうな事を言っていたのはつい先日。
その舌の根も乾かぬうちに細々と指示を出し、挙げ句の果てには交渉事を引き取ってしまい、息子の経験値を上げる機会を奪ってしまった…。
何の苦労もせず息子は新しくなったエアコンに『ヒャッホー!』と喜んでいるだけ。
熱中症にエアコン故障の危機が重なったとは言え…。
いったい何をしているのだ!
情けないのは息子だけでなく、この私もだ!
まだまだハハも『成人した子供を持つ親』としての経験が全然足りていない。
経験値を上げるべく悪戦苦闘をする息子を、菩薩様のように微笑んで見守るハハでありたいのに…。
微笑んで見守るには、ハハにも相当な修行が必要なのだと思い知らされた今回。
微笑み見守る菩薩様になるには、長い道のりとなりそうです。