昨夜、お風呂から上がってエアコンの下で涼んでいると『ピコーン』とLINEの通知音がしました。
この時間のLINEは多分、息子だろう。
スマホを手に取ると、やはり息子からの通知でした。
晩ご飯は冷しゃぶにしたそうです。
ところが豚肉をお湯でしゃぶしゃぶしてザルに取ったのはいいものの、その後のザルの目に豚肉の脂が付いて、それが取れないと悪戦苦闘している様子。
そんな、細かいこと…。
私「お湯+台所洗剤で洗ってみな。」
息子「それはもう試した。けど取れん!」
私「たわしとかブラシとかなかったっけ?」
息子「ふわふわのスポンジしかない!」
私「一晩そのままにして、明日たわしかブラシか買っておいで。」
息子「もう二度と冷しゃぶはしない!!」
冷しゃぶ(豚肉)に罪はありません。
装備が不十分であっただけ。
誰に似たのか神経質なところがあるようで、こういう細かい所が気になるみたい。
(普通は気になるか。)
誰に似たのか性格は穏やかな方ですが、珍しくイラッとしている様子。
(私はイラチ。)
とりあえず、装備を整えて再チャレンジをするそうです。
しばらくしてまた『ピコーン』。
まだ脂と格闘しているのかと思って通知を見てみると、『○○が写真を送信しました』とありました。
息子はいろいろな写真を送信してきます。
今度は何の写真かと思って開いてみると、そこには…
こんな感じの写真が送られてきました。
壁にヤモリを発見したみたいです。
写真をそのまま載せるのはちょっとなあ、と思ったので絵を描いて再現してみました。
(あえて薄ぼんやりにしてみました…。)
私「それは部屋の中?」
息子「さっき、窓を開けたら何か入ってきたと思ったらコイツやった。」
私「今から戦うの?外に出せる?」
息子もあまり虫などの生き物は得意ではなく、今までは家の中に入ってきた虫はやっつけるよりも、虫取り網で捕獲して外に放り出していました。
息子の一人暮らしの部屋には、虫取り網はありません。
私「虫取り網も買っとかないとね。今後Gとか出るかわからんし。」
息子「そやね。」
私「で、そのヤモリ君はどうするの?」
息子「ちょっと、共存してみようかな。よく見るとかわいい顔してるわ。」
え?!『共存』って飼うの?
調べてみたところ、毒はないみたいです。
ネットで調べると、まあ鮮やかな写真が出てくる出てくる…。
うわっ。
速攻で閉じました。
私「とりあえず、毒はなくて縁起は良いみたいよ。家を守ってくれるって。」
息子「縁起が良いんだったら、テストが終わるまでは共存しようかな。」
息子の学校は、近々前期のテストが始まるそうです。
神頼みかい!
いや、神じゃなくてヤモリ頼み?
ていうか、学業成就のお守りではないぞ!
いろいろ突っ込みたくなりましたが、きっと大学の初めてのテストに不安で、藁にもすがる思いなのでしょう。
私「まあ、仲良くやりなよ。」
息子「そうする。」
どうやら本気で共存するみたいです。
ウチには私と息子が戻ってきた時、おじいさんの柴犬が一匹いました。
息子が小学1年生の時に死んでしまって以降、ペットは飼ったことがありません。
なので、息子自身が飼う初めてのペットとなりそうです。
初めてのペットがヤモリってどうよ?
と思いますが…。
そういえば、パートナーの娘さんのKちゃん(息子と同い年)は、Gが出没したらそっと両手で掴んで優しく窓の外に出すそうです。
パートナーはその様子を『うわぁぁ……』と思いながら見ているらしい…。
そのKちゃんは最近、ペットとして爬虫類を飼いたいと言っているそうです。
今度、Kちゃんにヤモリを薦めてみようかな。
きっとパートナーに怒られると思うので、やっぱりやめておきます。