今日会社で来客があり、手土産としてエビせんべいをいただきました。
もちろん私は食べられないし、父や母はお菓子をつまむという習慣がありません。
息子がいた頃も、食事管理のためにお菓子を食べることはなかったので、私が食べないお菓子は全て近所に住む妹の所に持って行きます。
妹宅には小学6年生の姪っ子と4年生の甥っ子がおり、お菓子はあっという間になくなります。
なので、いただいたエビせんべいも妹宅に持って行きました。
妹宅に入っていくと、何やら妹が甥っ子に対して叱っている様子。
妹「何回言っても、学校からのプリントを出さんのよ!」
ランドセルの底からクチャクチャになったプリントが数枚出てきたそうです。
妹「これ返事出さなあかんプリントやん!期限過ぎてるし!もう知らんで!」
小学生が2人いると、プリントの管理も大変だろうなあと思いました。
息子が小学生の頃、学校から帰宅すると真っ先にプリントを出すように言いました。
●プリントのある時
私「プリント出してよ~。」
息子「はい。これとこれ。」
私「了解!」
●プリントのない時
私「プリント出してよ~。」
息子「今日はなかった。」
私「ほんまか?」
息子「ほんまにないって。」
信用していない訳ではないのですが、何となく反射的にそう言ってしまいます。
息子がプリントを出してくると、すぐにその場で選別をしました。
『あとでやろう』と思ってその辺に置いておくと、たいていはそのまま放置され、翌日のプリントがその上に追加されるであろうことは簡単に推測できます。
ざっと目を通して、次のように分けていました。
①お知らせやご案内、のようなすぐに捨てて良いプリント
②警報が出た場合、のような置いておくプリント
③イベントや会合の参加・不参加、のような返事を出さないといけないプリント
この③にやらかしポイントが隠されていました。
③にはイベントや会合に不参加の場合は出さなくてよいプリントと、参加でも不参加でもどちらかに○をして出さなくてはいけないプリントがあったのです。
どちらかに統一してほしい
とは思っても言えない・・・。
息子「この前のプリント、○して明日に持って来てって先生言ってたよ。」
私「は?この前のプリント?×××には参加しないから捨てたわ。」
息子「不参加に○して出すのと違う?」
私「そうやったんか・・・。ちゃんと見てなかったわ・・・。」
何度、このような会話がなされたことでしょう。
息子が5年生になり
息子「この前のプリント、○して明日に持って来てって先生言ってたよ。」
私「あ、捨ててしまったわ。」
息子「そうやと思った。はい、これ。」
と言って、そのプリントをもう一枚持ってきました。
私「このプリント、どうしたん?」
息子「たぶんハハはすぐに捨てると思ったから、余分に一枚貰っておいた。」
私「え?先生何か言ってた?」
息子「笑ってたけど、もう一枚くれたで。」
おいおいおいおいおい。やめてくれ~!恥ずかし過ぎるわ~!
それ以降は隅から隅までプリントに目を通してきちんと選別をするようにしましたが、息子は相変わらず先生に予備のプリントを貰っていたようでした。
息子にはいつも「何度も同じ間違いをするのはア○がすることや!」と叱っていましたが、息子は何度も同じ間違いをする母親を黙って見守り、後のフォローまで準備をしていました。
完全に息子が一枚上手です。
こうやって文章にしてみると、息子を育てていたようで息子にも育てられていたのだなあ、と今さらですがそう思います。