昨日の朝、いつもの時間にいつもの道路を車を走らせて通勤していました。
帰りは裏道を走りますが、行きは幹線道路を走ります。
※その辺りの話
市街地とは逆方向になるので通勤渋滞はなく、車はスムーズにスイスイと進みます。
少し先で幹線道路から超田舎道に入るために交差点を左折するので、いつもの左側の車線を走っていました。
いつもこの道は両側の車線ともスイスイと進むのに、左側だけノロノロ…。
すると、私が左折する交差点の少し手前にある丁字路で、左折しようとする車が左折できず前に走っていく様子が見えました。
あれ?
あの丁字路、左折できないの?
不思議に思いながらその丁字路の前を通過しようとした時、横断歩道上に積み重なった毛布のようなものが見えました。
道路脇には壊れた自転車…。
よく見ると、人が倒れていました。
まだ警察や救急車が到着する前。
自力では移動できない状態であり、また素人が動かさない方が良いとその場で判断されたのでしょう。
横断歩道上に横たわった状態で、近所の方か通りかかったドライバーが毛布のような物を持ち寄って来て、身体に掛けられたのだと思います。
その傍らに、学生が使うような大きな黒いリュックが見えました。
どういった状況で起こってしまった事故なのかはわかりません。
けれど一つ言える事としてこの地方、『車が優先』という誤った認識でハンドルを握っているドライバーが、ホントに多い!!
歩行者が目の前の信号が青になったので横断歩道を渡ろうとすると、右左折したい車が突っ込んできたり、酷い場合には
早く渡れ!
と言わんばかりにクラクションを鳴らすことだってある。
私も職場近くの銀行前の交差点で、左折して来た車に当てられそうになった事は何度かあります。
まあ仁王立ちで思いっきり睨みつけてやりましたが…。
また、歩行者や自転車が信号のない横断歩道で渡ろうとしても、まず車は止まりません。
私が歩行者や自転車に気付いて横断歩道の手前で止まっても対向車は止まらず、私が止まった事によって横断歩道を渡りかけた人に危険が及ぶ事も…。
早く渡れとクラクションを鳴らすドライバーも歩行者を無視するドライバーも、免許取りたての頃は道行く歩行者や自転車が怖くてビクビクしながらハンドルを握っていたに違いない。
ちょっとの事でブレーキを踏みまくっていたハズ。
それがやがて慣れになり、間違った認識となり傲りとなる。
運転免許証の更新時には必ず講習が行われますが、果たしてどれくらいの人が真面目に話を聞いているのだろう?
隠れてスマホをいじっていたり寝てたいたりするのでは?
自分が生まれ育ったこの地域の事は基本的には好きだけれど、昔から運転に関するマナーだとか非常識さだとかには腹が立っていました。
もう一回、自動車学校へ行って学び直してこい!!
そう声を大にして言いたい。
交通事故現場に遭遇し、ハンドルを握る手にグッと力が入りました。
ドライバーとして事故の恐怖を改めて認識するのと同時に、息子の事が気になりました。
周りは親に買ってもらったプリ○スとか乗り回す中、貧乏学生の息子は通学・バイト・買い出し等全て自転車で移動しています。
息子には
チャリンコ暴走族にはならないように!
車を信用せず、車は君を見ていないモノと思って行動するように!
と会社に着いてからLINEしておきました。
『車は走る凶器』
昔から言われる言葉です。
この走る凶器を、凶器とならないよう使用しなければならない責任がドライバーにはあります。
そのためにも、焦らず慌てず余裕のある運転も大切となります。
ゆとりのある行動の重要性と走る凶器を操る責任。
今一度しっかりと頭の中に叩き込み、今日もハンドルを握ります。
歩行者・自転車・ドライバーとそれぞれの立場になる皆様も、どうぞお気をつけください。
最後に、事故に遭われた方が1日でも早く、いつもの日常へと復帰される事を願います。