shanの雑日記

子育ての振り返りから日々の雑感など

孤独な戦い

以前のブログで、ウチの畑でウギャウギャフギャフギャとやっている猫と戦っていると書いたことがあります。

翌日に猫が嫌がるという粉末の忌避剤を撒いて、勝利なるかという話でした。

その後、母が畑の隅にある納屋の辺りで寝そべっている猫を見かけたそうです。

もちろん、粉末を撒きまくった所です。

どうやら私の負けのようです。

けれど、ウギャウギャフギャフギャとうるさくないので良しとします。

 

その後も現在進行形でいろいろなものと戦っています。

暖かい季節になるとよく出没するもの、黒光りするヤツ。(以降Gとします)

Gを捕食するので益虫と言われていて、大きくて足の長いヤツ。(以降Kとします)

家の周りが畑で囲まれていることもあり、出没頻度は高めだと思います。

父と母はGともKとも共存するタイプなので駆除はしません。

私は、存在が確認されると放置することはできません。

だって、放置したら遭遇する確率があがります。

それは無理。できるだけ遭遇はしたくない。

 

昨年までは息子がいたので、GやKに遭遇すると大声で息子を呼びました。

息子はGはまだマシなようですが、Kは苦手。

しかし息子は基本的に息の根を止めることはできません。

小学生の時に買って貰った虫取り網を持って来て生け捕りにし、外に放り出します。

息子が小学生の時ぐらいまでは私が頑張って、半泣きになりながらGもKも退治してきましたが、息子が中学生になる頃には変わりにやってくれるようになりました。

 

今年の夏、息子はいません。

まずGが出没しました。腰が引けつつハエたたきでやっつけました。

翌日にはGの置くタイプの駆除剤を買ってきて、家中あちこちに置きました。

家の外には、外専用のものを置きました。

これでどうた!と思っているところに、今度はKが出没。

Kも手のひら大を超えるサイズのものは半泣きになりますが、今回は小さいサイズだったので、これも若干腰は引けつつなんとかハエたたきでやっつけました。

翌日にはワンプッシュで飛ぶ虫・這う虫に効くというスプレーを買ってきて、各部屋でプッシュしまくりました。

 

もうこれでしばらくは大丈夫!!

そう思っていました。

しばらく経ったある日の夜、そろそろ寝ようかと自室から持って降りたコップを台所で洗っていると、リビングで何かの気配が。

私がこの家に移り住んで約20年、家の中では見たことのない足のたくさんあるヤツがいました。(以降Mとします)

しかも20センチは超えているだろうビックサイズ!

あまりにも大きくて、最初は何なのか認識できずに固まっていました。

これはM。間違いなくM。しかもめちゃくちゃでかいM!

こんなん、ほっといたらアカンやつやん!

父も母もとっくに寝ていたので、1人で戦うしかありません。

武器はボロいハエたたきのみ。

 

今までMと対峙したことはありませんでした。

半泣き(泣いてたかも)になりながら、弱腰にハエたたきでペシペシと戦いました。

それほどMにダメージを与えられません。

けれどやるしかない。ひたすらにペシペシと戦いました。

しかしMはまだまだ余裕のようです。

この辺りで視覚的に耐えられなくなってきたので、ティッシュを数枚Mの上に置いて、ラストスパートをかけました。

ハエたたきを肩の力を使って振り下ろし、(昔、投擲をしてました。肩の力には自信あり。)ペシペシペシペシペシペシペシ・・・。

これでもか、とハエたたきを振り下ろしました。

やっとMは動かなくなりました。

 

これで終わりではありません。後処理をしなければなりません。

姿は見たくないのでティッシュを乗せたままでハエたたきの上にすくい乗せようとしましたが、うまくいきません。けれどこれ以上は近づきたくはない。

せめてハエたたき分の距離はキープしたい。

そこで布団たたきを持って来て、ハエたたきと挟んで持ち上げることに成功。

後は窓を開けて外にポイ。これ以上は無理。

きっとアリがどこかに運んでくれるはず。

後はアリに託しました。

 

翌朝、外を見ると動かなくなった昨夜のMがありました。

仕方がないので火箸でつまんで処分しました。

この出来事を母に報告すると、Mはペアで行動するので一匹いたら必ずもう一匹いるとのこと。

もういいよ。二度と遭遇したくない。

 

やれやれと思った翌々日の日曜日の朝でした。

1人リビングで朝食を取っていると、何かの気配が・・・。

はい、出ました。先日の相方かどうかわかりませんがMです。

今度は約15センチぐらい。十分な大きさですが小さく感じました。

もう感覚が麻痺してしまったのでしょうか。

ヤケクソになって、またハエたたきで戦いました。

後処理は畑にいた母が火箸を持って来てやってくれました。

 

母いわく、Mはかならず切って処理しなければならないそうです。

知人にもそう言われました。

母「あんたこんな固いの、よくたたけたな。なかなか切れないで。」

と言いました。

知人にこの話をしても「どんだけ力有り余ってるん?」

と言われました。

 

力が有り余ってる訳ではありません。

他にやっつけてくれる人がいないので、1人で戦うしかないのです。

シングルマザーの皆さんはどうしているのでしょうか?

子供がいたら、子供のために戦いますよね?

我が家ほど、GもKもMも出没しないか。笑

 

とりあえず、M退治用の凍らせるタイプのスプレーを買ってきました。

これから孤独な戦いが始まります。