shanの雑日記

子育ての振り返りから日々の雑感など

医学部2年生の悩み事~後編~

さらに続く息子の悩み事。

 

shanru.hatenablog.com

 

〜息子の悩み事〜

この前大会があり、初めて1年生が補助員としての仕事をすることになった。

補助員の仕事は器具の運搬や雑用まで多種多様。

息子は審判の仕事があり、その場にいなかった。

持ち場の審判の指示があり、その彼を含む補助員の1年生数人は器具を片付けなければならなかった。

けれど彼が

「なぜ、こんな事しないといけないのか?」

と言い出し、挙げ句には

「もういいんじゃない?帰ろうや!」

と他の1年生を連れて立ち去った。

他にも似たような事があり、徐々に他の1年生もそんな彼に流されつつある…。

 

息子「もしその場にいたら、絶対に注意したわ!」

息子の鼻息が荒くなってきました。

そんな事をしていたら、この競技における息子大学の息子部の評判が悪くなるだけでなく、信用もなくなるし、一度無くした信用を取り戻すのは容易ではない。

先輩達の間でも『これは流石にダメ!』との認識で一致。

『縦社会に無頓着』に関しては、当の先輩達はそれほど気にはしていなかった様子。

これはまた変わった子が入ってきたなあ…。

と思っていた程度らしい。

息子「先輩達が新歓の時に『ウチはゆるふわ部活だから大丈夫!』とか言ってしまった部分も大きいのよね…。」

息子部としてはガチ部ではなく『ゆるふわ部』がウリのよう。

代々新歓ではそう伝えてはいるが、実際には競技経験者が多いので、あえて口にしなくてもキチンとした部活運営がなされてきたとのこと。

3年生〜6年生の先輩達は

なぜ、今年はこうなるの?

と困惑しているのだとか…。

 

私 「先輩達は彼に対して注意をしようとしてるの?」

息子「今はまだ協議中。」

  「先輩達、どうすればいいか悩んでる。みんな超優しいから。」

私 「だったら君が言っちゃえば?そんな事なら嫌われても平気でしょ?」

  「今までもそうだったし。」

息子は中高供に何か問題が勃発すれば、例え嫌われようともお構いなしで言わなければならない事は言ってきました。

息子「もちろん。キチンと部活運営ができるのなら別に嫌われてもいいよ。」

  「けど、先輩を通り越して言ってしまうのは先輩に対して失礼だと思う。」

  「ガツンと注意するのは簡単。だけどまだ2年生。上には6年生までいるのだから先輩達の意向を無視したらダメやわ…。」

  「だから、もどかしいのよね!!」  

あらあら。

相当ストレスが貯まっている様子。

会社でいう『中間管理職』っぽい立ち位置なのかも。

 

部活に所属した限りはその部の規律を守り、部全体の信用を失墜するような行為・行動は慎まなければなりません。

それができない、部の方針が自分に合わないのなら辞めるべき。

その競技を続けたいのなら、部活に所属せずに個人で競技連盟に加入して大会のみ出場することも可能。

練習場所を確保したいのなら、料金を払って施設を利用することもできるはず。

そう言ってやればいい。

こういう考えの親に育てられた息子。

やっぱり同意見でした。笑

 

私なら即ブチ切れてしまいそうですが、息子との違いはここ。

息子は切れそうになりながらも、冷静に周りを見ています。

先輩の立場を考え、決して先輩に失礼のないように。

そして『いざという時』には嫌われ役になっても良し。

この状況を早く何とかしなければと思うものの、今はまだ2年生。

『先輩軍団』の下っ端の立場では勝手に行動に出ることもできない…。

そんなもどかしさで爆発寸前のようです。

 

様々な細かいことに気が行くタイプなので、自分自身の性格に翻弄されている部分もあるような気がします。

スルーすればラクなのに、それができない。

実際に『我関せず』の同級生もいるみたい。

つくづく損な性格だなあと思うけれど、それが息子の良いところでもあるし…。

親としては、その性格でいつかパンクしてしまわないかが心配。

処世術としてある程度の『スルー力』を身に付けて欲しいとは思うものの、多分無理だろうな…。

 

息子「先輩達に『僕でよかったら注意しますよ。』って言おうかな?」

私 「まあ、先輩達と相談しながらやってみたら?」

  「みんなが気持ち良く部活に参加できるようになるといいね。」

息子「大会も近いし部活動中は競技に集中したいよ。」

  「はあ。『Z世代』って大変や…。」

いやいや。

あなたもその『Z世代』ですから。

 

一緒に生活していれば

さては何かあったな?

と気付けることも、離れて暮らすと息子からのアクションがない限り、悩みがあることすらわかりません。

君が話しを聞いて欲しいと思うのなら、ハハはいつでもOK!

離れていても、その姿勢は示していきたいと思います。

 

電話を終えると『ネーションズリーグ』は、ほぼ終わっていました。