shanの雑日記

子育ての振り返りから日々の雑感など

共通テスト目前。受験生の親もしんどいのです…

明日からいよいよ大学入学共通テストが始まります。

息子が受験したのはもう2年前になりますが、受験生がいらっしゃる方々のブログを読ませていただくと、あのなんとも言えない空気感が思い出されます。

 

共通テストとなって今年で4年目。

息子は塾では大学受験生の質問にも答えることもあるそうです。

息子「あの2年目の超難題のせいか、各社の共テ予想問題が超ムズい!」

との事。

私「君はその『魔の2年目』をくぐり抜けた猛者のはずでしょ?」

 

息子が受験した共通テストの2年目。

1日目は東大前での事件があり、深夜には津波注意報の携帯アラームが鳴り響きました。

2日目は数学が超難化し、試験中に泣き出した受験生もいたとの話を聞きました。

私も共テの1週間前ぐらいから、心ここにあらずの状態でした。

親が焦っても仕方がないことは重々承知していますが、焦らずにはいられない…。

けれど、その姿を息子に悟られてもいけない…。

ひたすら女優になりきって過ごすしかない日々。

女優になりきれていたのか、甚だ疑問ではありますが…。

 

元々、受験勉強を半年間の超特急で仕上げた穴だらけの息子。

コツコツと積み上げた地力はなし。

医学部志望のはずなのに数学は大いにやらかし、物理もなかなかにやらかしました。

試験を終えて帰ったきた本人は、落ち込むのを通り越して笑っていました。

もう笑うしかないぐらいにやらかした自覚があったようです。

息子のちょっと引き攣れた笑顔を見ながら、どう反応すればいいのか悩みました。

私「そっかあ。まあ、やらかしたものは仕方ないな。笑」

そう息子に声をかけました。

息子の場合、私のこの言葉に救われたような気がしたと後に言っていました。

中には親御さんに罵倒された友達もいたとか…。

普段、キレやすい私が

「何やってるの!笑ってる場合じゃないでしょ!!」

と怒鳴りつけなかったのは何故なのか?

 

受験生に対する声かけって本当に難しい。

厳しい言葉をかけることでギアチェンジができるかもしれないし、さらに落ち込んでしまうかもしれない。

優しい言葉をかければ救われるかもしれないし、馬鹿にされたとふて腐れるかもしれない。

あの時私が怒鳴りつけなかったのは、18年間息子の親として寄り添ってきた経験からくるものだと思います。

それまで大抵の事は怒鳴りつけてきました。笑

けれど失敗を自覚した息子を前にして、今は厳しい言葉をかけるべきではないと瞬時に判断したのだと思います。

子供によって性格も言葉の受取り方も全く違います。

親だって結果が気になり、不安で頭がいっぱいになります。

けれどその感情を抑え込んで、その子供に合った声かけは今まで子供に寄り添ってきた親だからこそできるのだと思います。

 

親としては当日の朝、食べ慣れた昼食を準備して天気予報と交通機関の遅延情報をチェック。

そしていつも通り「いってらっしゃい!」と笑顔で送り出すことができればOK。

受験生の親も、何から何まで気を遣ってホントにしんどいですよね…。

後は子供を信じることしかできません。

受験生はもちろん、親御さんの事も陰ながら応援しています。