明日から2日間にわたって、2023年度大学入学共通テストが実施されます。
昨年の今頃の様子を振り返っておこうと思います。
昨年の共通テスト前日。
コロナの影響で感染リスクを減らすために3年生は自由登校になっていましたが、塾より学校の方が勉強が捗るとの事で登校し、朝から晩まで学校で友達と一緒に勉強していました。
校内にいる息子の姿を見かけた部活の後輩たちがやってきて、
「先輩!明日は頑張って下さい!応援してます!」
と声をかけてくれたそうです。
また、塾の件でお世話になった最難関大学に進学された先輩からも、
「しっかり頑張れ!」
とお昼頃にLINEがあったとのこと。
思いがけない先輩と後輩たちの応援が嬉しかったようで、帰宅後に笑顔で話してくれました。
前日の晩ご飯はもちろん『勝負メシ』。
粘り強くの願いを込めて、納豆は必須です。
※その辺りの話はこちら
当日のお弁当も、部活の大会用の『おにぎり3つ+ミニおかず』を準備。
ミニおかずは、卵焼き・鶏胸ひき肉のミニハンバーグ・ブロッコリー等温野菜。
約9年間、大会には必ずこのお弁当を持参していました。
これも息子にとっては立派な勝負メシです。
コロナ対策として、共通テストの2週間程前から食事は1人自室で食べるようにしていました。
息子の周囲ではそうしているご家庭も多かったようです。
食卓を囲み、TVでも観ながら家族で食事を取った方が少しは受験生の気晴らしにもなったかと思いますが、この状況下では仕方が無いことだったのかもしれません。
以前にも書きましたが、勉強の進捗状況についてはノータッチだったので何をしていたのか詳しくはわかりません。
※その辺りの話はこちら
母校に寄稿した合格体験記を読むと、突貫工事的であった事がわかります。
息子的には対策を講じて計画に修正をかけ、想定した仕上がりから逆算して勉強を進めていたとのこと。
計画を紙やボードに書くタイプではなく、全て頭の中だけでやっていました。
混乱したり計画が狂ったりした時はどうするのかと不思議に思っていました。
もう一つ、不安要素がありました。
数多く模試を受けるようになった秋以降、息子は模試の度に頭痛がするようになりました。
どうも大勢の人が狭い空間に集まる状況で頭痛がするとのこと。
ネットで検索すると
酸素濃度が低くなると脳が酸欠になり、血管を拡張して脳に酸素を送ろうとする→脳内の拡張された血管が神経を圧迫して片頭痛が起こる
とありました。
対策として人の少ない所で深呼吸をするなどありますが、試験中は無理。
近所の病院に行って相談しました。
医師「まあ、ストレスもあるやろうねえ。」
その通りだったと思います。
やってもやってもE判定。
果たして模試の最中も手応えなんてあったのでしょうか?
頭痛対策としてアセトアミノフェンが処方されました。
息子「おお!アセトアミノフェン!化学構造は○×△・・・!」
と熱く語り始めました。笑
前日に、そのアセトアミノフェンを飲むかどうかで一悶着ありました。
息子の主張
頭痛がして薬を飲むと、約30分後に頭痛が増長されるので飲みたくない
私の主張
予防として飲んで良いと言われたのだから、朝食後すぐに飲んでおけばいい
息子の主張
頭痛がしないのに、薬を飲むなんておかしい
私の主張
何のために薬をもらってきたの?化学の勉強のためじゃないよ
息子の受験だし、息子の思うようにすればいい。
今年、頭痛が原因で力が発揮できなかったら来年はそこから学べばいい。
結局は私が折れた形になりました。
息子も一応はカバンに入れておいたようです。
秋以降は毎晩、リラックス効果のあるカモミールティーを入れて息子の部屋に持って行くようにしていました。
それぐらいしかできることはありません。
前日も同じように持って行きましたが特に何か話しかける事はせず、今夜は早く寝るようにだけ声をかけました。
特別感は出さずにいつも通りに。
当日、いつものように最寄り駅まで車で送りました。
前日からずっと、息子に何と声をかけるべきかを考えていました。
私 「ベストを尽くしてやり切っておいで。いってらっしゃい!」
結局、大会前と掛ける言葉は一緒。笑
この言葉以外に思いつく言葉はありませんでした。
2日とも笑顔で送り出すことだけを意識しました。
息子「うん。いってきます。」
息子の顔つきが変わりました。
あ、本番に切り替わったな。
そう思いながら駅のロータリーに停車し、息子の乗った電車が見えなくなるまで見送りました。
明日からの二日間、受験生の今までの努力がベストの状態で発揮できることをお祈りします。