~昨年の今頃の話③【共通テスト前】の続き~
息子の乗る電車を見送った後、お正月にはお詣りをしていましたが地元の神社に出向きました。
※その辺りの話はこちら
○○天満宮などの学問の神様も車で約30分の所にありますが、やはり息子が幼い頃から毎年お詣りし、七五三のお詣りもした氏神様の所に行きました。
願い事は初詣と変わらず
「○○がベストを尽くしてやり切ることができますように。」
それにプラスして
「頭痛がおこりませんように。」
ここまでくると、親が出来るのは神頼みぐらいしかありません。
自宅に戻ってヤフーニュースを見ていると、衝撃的な事件が飛び込んできました。
東大前で受験生が切りつけられた、との事。
その時点で詳細は不明でしたが、怪我をした受験生とその場に居合わせた受験生の事を思うと涙が溢れました。
1日目が終了し、駅に迎えに行きました。
「どうだった?」
と聞きたい気持ちをグッと堪え、普段のお迎えと同じように
「お疲れ~。」
とだけ声を掛け、後は息子の表情だけでその日の出来を思い巡らせるのみ…。
バックミラーをチラチラ。笑
1日目は息子の得意な文系科目。
息子的には手応えがあったようですが、模試ではいつも手応えがあった時の方が結果が悪いことが多かったようで、
息子「安心はできないけど、できたはず。」
と少しだけにこやかな表情をしていました。
懸念していた頭痛ですが、後半はしたものの耐えられるレベルだったとのこと。
ひとまず、息子の表情を見て安心しました。
学校と塾からは、
1日目が終わっても絶対に自己採点はしないように!
と指示が出ていたようです。
結果が良くても悪くても、翌日の2日目に影響が出るそうです。
息子は指示通りにしていました。
親友のH君は我慢出来ずに英語を採点。(LINEで知らせてきたそう。笑)
結果満点で翌日のモチベーションUPになったとのことですが…。
このあたりは個人の性格によると思います。
この日の晩ご飯もバージョン違いの『勝負メシ』。
食後には、ストレスMAX+きちんと眠れていない+ニキビの悪化のために年明けから飲み始めた今話題のヤクルト1000(Y1000)を忘れずに飲むように言いました。
※その辺りの話はこちら
2日目は息子の苦手とする理系科目。
昨年の共通テストは数学が大幅に難化しました。
ネットでは、数学の難化で受験中に泣き出した学生もいたとか…。
駅まで迎えに行き、息子は車に乗り込むやいなや
息子「数学やってしまった…。ビビって頭痛も引っ込んだわ。笑」
やってしまった、と言うわりには笑顔が見られました。
もう笑うしかないぐらいに『やってしまった』のだろうと思いました。
その日の夜、息子は速報を見ながら自己採点。
隣の部屋で息子の様子をうかがっていると
息子「終わったあ。」
と声がしたので部屋に入りました。
息子「数学だけでなく、物理もなかなか微妙…。」
ホントに医学部志望か?
苦手にも程があるやろ…。
と思いましたが、そんな事は微塵も表には出しませんでした。
採点が終わると、志望大学の傾斜配点に当てはめて計算をします。
大学によって各科目の配点が異なる場合があります。
息子の第一志望校は、息子の得意科目の配点が高くて共通テスト本来の得点よりも得点率が高くなりました。
それでも考えられないぐらいの低い得点率。
息子は落ち込むということはなく、あっさりと現実を受け入れているようでした。
翌日、学校で改めて採点して共通テストリサーチへ提出。
学校でも数学の難化の話題で持ちきりだったとか。
まあでも息子の親友のH君、数学は9割。
地力があり、勉強を積み重ねてきた者は揺るぎがありません。
その後、塾にも結果を提出するために出向きました。
塾では大騒ぎになっていたそうです。
みんな思ったよりも点数が取れていなくて、泣き出す生徒となだめるスタッフ。
親御さんからの電話…。
そんな中で塾の担任は
「○○君はよく頑張ったほう。土俵際でギリギリ踏みとどまってるよ。」
と息子の姿を探し、声をかけてくれたとのこと。
息子は学校と塾での様子から、多分ボーダーライン得点率(合格可能性50%)は下がるだろうと冷静になれたそうです。
数日後、共通テストリサーチのボーダーラインが発表されました。
東大理Ⅲ・京医でも90%を切っていました。
その他の大学も軒並み前年比5%~7%ダウン。
結果、息子の得点率は志望校のボーダーラインを少し超えていました。
「よっしゃっ。」
息子は片手で小さくガッツポーズをしていました。
受験生とそのご家族の皆様、本当にお疲れ様でした。
共通テストの出来が良くても悪くても、次の入試に向けて気持ちを早く切り替える必要があります。
まずはひと息ついて、ここから踏ん張るための英気を養っていただきたいと思います。