shanの雑日記

子育ての振り返りから日々の雑感など

「~ぽい」こと

金曜日に息子が所用で帰ってきました。

普段は主に家事についての質疑応答のやりとりをLINEで。

何も教える間もなく巣立っていったので・・・。

 

久しぶりに顔を見て、じっくりと話すことができました。

やはり気になるのは学校のこと。

息子の通う大学は基本全てが対面授業ですが医学部ということもあり、コロナ関連の情勢には非常に神経を尖らせている様子。

クラブ、サークル活動は未だ再会されていないとのことです。

大学がそんな雰囲気なので、友達との会食等も「行こか~!」とはならないらしい。

医学部生の自覚?それとも何かあれば面倒くさいからか?

なので「大学生っぽいことはまだまだ・・・」とちょっと残念そうな様子でした。

 

そんな中、実習でマウスを解剖した話をしてくれました。

生物学実習はいつも午後イチからで、終了時刻の期限がなんと20時!

20時を超えると夏休みにやり直しとのこと。先生も大変。

先生は「ワシの残業時間は君たち次第や。」とおっしゃっているそうです。笑

 

さて、マウスの解剖。まず一人一人に生きたマウスが与えられ、安楽死させるところからスタートしたそうです。

私:「ハムスターとか飼ってる子、大丈夫なんかな?」

息子:「それな。けどやるしかないし・・。。」

具体的に手順を説明してくれましたが、ちょっとリアルなんで割愛。

小さいマウス相手に格闘すること数時間。

息子:「マウス、臓器も腱も小さいし細かいから覗き込まないと見えない。

    けど覗き込んだら匂いがしてきて・・・。それがキツかった。」

息子:「前の女子は吐きそうって言ってたし、後ろの男子はマスク3枚重ねしてた。   

    けど隣の女子は『昨日砂肝買っちゃって今日が賞味期限だから、帰って砂肝の  

    パスタにするわ』と言いながらやってた。なかなかの強者。」

私、爆笑。解剖しながらのその台詞言う?笑

私:「これから先もいろんな実習があるやろうけど、上手に切り替えていかんとな。」

息子:「うん。これからやからな。けど終わってから友達と『なんか医学部っぽいな』 

    って話になった。マウスにもいっぱい勉強させてもらったし。」

医学部一年生は教養科目がほとんどですが、息子は一つの命をもって勉強させていただいたマウスに感謝すると共に、改めて医学部生としての自覚を持ったようです。

 

まだまだいろんな制約がある中での大学生生活のスタートとなりましたが、少しずつ新しい環境での生活に慣れつつあるようです。

 

解剖したマウスは頭部を冷凍保存し、次回に標本を作製するそうです。

息子:「頭部って言っても全部剥いだら、これより小さいで!」

と食べていた空豆の薄皮を持ち上げて嘆いていました。

頑張れ、息子!