先月、再試験を受けた息子。
個別の再試験結果の発表はなく、全ては『進級判定会議』の結果で進級が決まるとのこと!
3月に入っても何も音沙汰無し。
息子「今、大学は入試関係で忙しいんじゃない?在校生は後回し。」
とは言え、カリキュラムの関係でもうすぐ3年生過程がスタートします。
息子「昨年も2年生が始まる直前に進級結果出たよ。」
「多分、大丈夫だと思うけど。」
本当か?
再試の前日、同じ再試を受ける数人と一緒に勉強をすることになったらしい。
大学に集まってみんなでお勉強。
で、息子は夕方に一旦部活のために途中離脱。
仲間から「えっ?マジ?部活行くの?」とドン引きされたそうです。
その反応は、きっと正しい。笑
部活が終わって再び合流し、みんなで24時間営業のファミレスに移動。
息子「わからない所も教えてもらったし、有意義な1日だった!」
今年は競技でも目標があるので、さらに勉強との両立を目指しています。
まあ、息子らしいと言えば息子らしいけれど…。
『2兎を追う者にしか2兎を得ることができない』をモットーとしてきたので。笑
息子大学の合格発表が終わり、
そろそろ在校生の相手をしてくれないかなあ…。
と思っていた先日、息子からのLINE。
『進級しました』
無事、3年生に進級決定!!
たまたまその場にいたパートナーと、2人でパチパチと拍手して大喜び。笑
『たかが進級ぐらいで…』と思われるかもしれませんが、医学部の進級はとっても厳しいのです。
1つでも単位を落とせば留年決定。
しかも2年生から3年生に上がるのが大変で、今年も数人が残念だったとか…。
息子が居たなら、進級お祝いパーティーを開きたいぐらいの気持ちです。笑
しかも、学年成績が上位だったというオマケ付き。
上位であろうと下位であろうと、とにかくストレートで進級さえしてくれれば親としてはOKなのですが、息子なりにこの1年間頑張った証です。
この嬉しいお知らせに、
これでスッキリした気分で春を迎えられるなあ。
そう思っていた翌日、またも息子から連絡がありました。
息子「Aが受かったって!!」
A君は息子とは中学からの同級生。
同じく医学部志望。
彼は中学からコツコツと勉強を重ね、旧帝大医学部を志望していました。
高3の6月末で部活を引退後、本格的に医学部受験に向けて勉強を開始した息子は当初、A君と同じ大学を志望していました。
学校では一緒に勉強し、夢を語り合っていたそうです。
しかし、共テを翌月に控えた12月末、
○現時点で旧帝大医には到底実力が足りない
○浪人しても確実に旧帝大医に受かるとは限らない
○性格的に浪人は向いておらず、1年でも早く医師になりたい
これらの理由を述べ、息子は今通う大学に志望校を変更しました。
現実的で、自分自身をよく理解した上での決断だったと思います。
口には出しませんでしたが、我が家の経済状況も考えていたのかもしれません。
『2浪3浪は当たり前』と言われる医学部受験において、夢を支えるにはそれなりの費用がかかります…。
息子は志望校を変更してから
自分は志望校を下げ、逃げてしまった…。
という、引け目のような感情を持ってしまいました。
息子は現役で今の大学に合格し、A君は再チャレンジすることに。
その後、ずっとA君の事を気にはしながらも、何と声を掛ければいいのか思い悩んでいました。
結局、この2年間全く連絡はしていません。
昨年は別の友達からA君が再々チャレンジすることになったと聞いても、やっぱり声は掛けられずに陰ながら応援していました。
そんな息子の思いを知ってか知らでか、A君から合格発表直後に直接息子に合格の報告があったとのこと!
嬉しくて仕方がない様子で、息子は報告してくれました。
息子「あの時に志望校を変更して、今の大学に進学できて良かったと思う。」
入学してしばらくした頃、そう言っていました。
今の息子にあの頃の引け目はありません。
2人揃い、夢に向かって新たなスタートを切る春となりました。
立て続けの嬉しい報告に、こちらまで素敵な春を迎えられそうです。