shanの雑日記

子育ての振り返りから日々の雑感など

小学生時代の振り返り③

~小学生時代の振り返り②~の続き

 

『中学受験』の文字が頭に浮かびましたが、さあどうしよう?

家から通える範囲で私立中学校が数校あることは知っていました。

とりあえずネットで検索。

どの私立中学も綺麗な校舎に大学受験を見据えたしっかりとしたカリキュラム。

私も卒業した地元公立中学校とは明らかに違う世界がありました。

 

けれど、やはりネックになるのが学費。

学費だけでなく、寄付金や設備維持費等も必要となります。

頭の先からつま先まで、指定の物を揃えるのにも費用はかかります。

当時正社員になったとはいえ、年収は母子家庭の平均もありませんでした。

中学・高校と6年間の学費を払えたとしても、その後の事を考えると不安要素しかありませんでした。

 

とりあえず息子には引き続きチャレンジで中学受験講座を受講させました。

楽しそうに問題に取り組んでいる様子を見て、ますます焦ってきました。

そんな中で、当時ソフトバレーの助っ人に来て頂いていた方の息子さんが、

『公立中高一貫校』という所に入学されたと聞きました。

公立中高一貫校

私立中学校と何がどう違うのか?

 

とりあえずまたネットで検索。

公立の伝統校に併設されており、自宅から通える範囲で2校ありました。

気になる学費等は、地元公立中学とあまり変わらない。

2校共に『探究活動』や『体験的学習』に力を入れており、『自己管理能力』を鍛えることを目標とされていて、私が想像する公立中学校とは少し違うカリキュラムであることがわかりました。

『探究活動』や『体験的学習』は息子が好きそうだなあと感じました。

 

当時、息子は自分のペースで好きなように勉強を進めていました。

その様子と息子の気質から、しっかり管理型の私立中学校はちょっと合わないかも。

直感でそう思いました。

 

できる範囲で私立中学校と公立中高一貫校を調べた後、5年生になる前の息子に話しをしました。

息子が誰に何も言われることなく勉強をしたいと思うなら、地元中学校に行かない方法があるということ。

行きたいと思う学校のテストを受けて、合格したらその学校に6年間通うこと。

その場合は電車通学が必要になるということ。

もし不合格の場合は、地元中学校に通うことになるということ。

君には公立中高一貫校が向いてると思う、ということ。

 

息子は当時、中学受験というものがあることは、チャレンジの読み物を通して理解している様子でした。

ちょうど5年生になる前、チャレンジで公立中高一貫校受検講座が受講可能となり、その案内の読み物で公立中高一貫校というものがあることを知りました。

 

私立中学校と公立中高一貫校の違いを完璧に理解していた訳ではなかったと思います。

この時点ではまだ受検は確定ではありませんでしたが、対策だけはしておこう。

とりあえず、5年生からは『公立中高一貫校受検講座』を受講することにしました。

公立中高一貫校は適性検査型の入試になります。

長い文章を読んで理解し、解答を自分の言葉で書いていく必要があります。

息子は今まで取り組んでいた私立中学校向けのものとは全く異なる様式に、

「なんじゃ、こら・・・。」と絶句。

それでもまた必死に取り組むというか、挑んでいきました。

食らいつく、が相応しいかもしれません。

 

ぼちぼちと適性検査型の講座にも慣れて来た頃、息子が言いました。

「中学になったら○○部に入りたいんよね。」

小学4年生の時にサッカークラブと野球クラブの勧誘から逃れるため、ほぼ無理矢理放り込んだ、とある競技ができる部活の名前をあげました。

私「・・・。地元中学校に○○部はないで。」

息子「A校とB校(公立中高一貫校の2校)にはあるの?」

私「あるよ。私立は高校ではできない学校もあるみたい。」

息子「・・・。公立中高一貫校の受検、確定やな。」

 

公立中学一貫校受検に向けて真剣に挑むため、にチャレンジは退会して塾を考えた方がいいのではないかと思いました。

まさか息子が○○部に入部したいと言うなんて!

こうして中学受検が確定しました。