shanの雑日記

子育ての振り返りから日々の雑感など

夏が来たなあ、と感じるもの

この3連休。

特に予定もないので、朝寝を満喫していました。

窓を全開にし、普段より2時間も遅い朝食を食べていると、何やら賑やかな音が聞こえてきました。

カキーン!

という金属音。

それに続く歓声と大きくなる演奏。

夏の高校野球の地区予選が始まっているようです。

地区予選が始まると、いよいよ夏本番だなあと感じます。

 

私の住むハイツ。

ちょっと行った所に野球場もあります。

どうやら風向き次第で、それらの音が聞こえるみたいです。

この日は野球場の方向から強い風が吹いていました。

吹奏楽の演奏が聞こえてきます。

ああこれは、ピンクレディの『サウスポー』。

昭和53年(1978年)にリリースされたそうです。

当時、私6歳。

私の年代でギリギリ歌番組等で聴いたことがあるかどうか…。

小さい時、母親の嫌いな歌番組とバラエティー番組は観せてもらえなかったので、リアルタイムではほとんど聴いたことがありません。

今の高校生も実際には聴いたことはないはず。

他にも懐かしいところで、

狙い撃ち

ルパン三世のテーマ曲

タッチ

などが、この日は聞こえてきました。

なぜ、こんな昔の曲を使うのだろう?

吹奏楽部で代々受け継がれている楽譜でもあるのかなあ?

確かにノリもいいし。

『サウスポー』や『タッチ』は野球そのもの。

『狙い撃ち』なんて、ここでヒットを!って時にピッタリ。



小学生の時、夏になると同居していた祖父は必ず高校野球を観ていました。

一家にTVは一台の時代。

小学生の私にはチャンネル権はないので、TVの向こうで高校生のお兄ちゃん達が野球をしているのを仕方なく観ていた記憶があります。

祖父も父も母も同じ高校の出身。

昔は甲子園にも出場したことのある、いわゆる古豪。

地元TVで中継がありその出身校が出場すると、大人達がTVの中継に合わせて一緒に校歌を歌っている様子を不思議に思って見ていました。

これを『愛校心』というのでしょうか。

 

やがて私も同じ高校に進学。

広くない公立高校のグランドの大部分は、硬式野球部が使用していました。

当時私はやり投げをしていたので、野球部が練習試合等で不在の時にしかグラウンドを広く使うことができませんでした。

田舎公立高校の、硬式野球部優先あるある。

何せ古豪。

仕方がない。

けれど、毎日朝練もやって毎日夜遅くまで練習している野球部の子達は本当に頑張っているなあと感心していました。

3年生になり、同じ中学出身で仲の良かった野球部員と同じクラスになった事もあり、夏の地区予選の応援に野球場へ行きました。

普段はおちゃらけている同級生が真剣な様子で野球に打ち込んでいる姿や、負けてしまった試合の終了後に流す涙を見て、胸が熱くなった記憶があります。

昔は『お兄ちゃん達』がやっていた高校野球が同級生がプレーすることとなり、やがて年下の『若い子達』がはつらつとプレーをしているのを、TVや甲子園まで脚を運んで観戦していました。

※その辺りの話

 

shanru.hatenablog.com

 

後がない戦い。

真剣に一球一球を追いかける姿勢を観ると、

私も頑張らないと!

と背筋が伸びる思いがしたものです。

 

いつの間にか、息子が高校生に。

自分の息子が、かつてTVで観ていたお兄ちゃん達と同じ年代になった事に

ああ、歳をとるはずだわ…。

としみじみ感じました。笑

息子の野球部の友達がレギュラーとして活躍しだすと、息子高校をネット中継で観ながら応援。

息子高校VS母校の対戦でも、息子高校を応援していました。

私には愛校心はないようです。笑

 

歓声と吹奏楽部の演奏の音が、ひときわ大きく聞こえます。

チャンスを迎えているっぽいな。

窓を開けていると状況がわかって面白い。

ノリのいい吹奏楽の演奏に合わせて、フローリングの拭き掃除もはかどりました。