この週末、所用があって息子が帰ってきました。
月に1回ほど所用のために帰省してきます。
帰ってきて一息つくと
息子「ねえ、ハハって大阪○○、×天×寺、西△和、●陽って何かわかる?」
私「は?関西有名私立高校でしょ?」
息子「なんで知ってるん!?」
私「・・・。あんた知らんの?」
息子「知らんかった・・・。全部同級生の出身校。」
私「まあ、そうやろうねえ。」
息子「けど、あいつら公立中高一貫校って知らんのやで!」
私「まあ、そうやろうねえ。」
息子は驚くほど高校名というものを知りません。
この地方内の高校名も、高校生になり大会に出るようになって知りました。
中学3年生の時、電車通学をしていた息子は最寄り駅で、通塾する小学校の元同級生に会う機会が増えたそうです。駅で立ち話をして、元同級生達が高校受験に向けて頑張っていることを知りました。
もちろん、高校偏差値というものも知らなかったので、元同級生達の話が理解できなかったそうです。
その頃息子が、元同級生達によく言われたのがこの台詞。
「○○は良いよな。高校受験せずに△△高校に行けるんやから。」
私もスーパー等で元同級生のお母さんにお会いした時、
「○○君は高校受験しなくていいからラクよね~。」
いやいやいやいや・・・。
あなた方よりも3年早く済ませただけですから。
あなた方が遊んでいた時、勉強していましたから。
ラクして入った訳でもないですから!
と内心思っていましたが、大人の対応を心がけました。
そんな話をしていると、息子は課題があるということで持ち帰ったノートパソコンを開き、リビングの床に資料を広げて寝転がりながらパソコンを触り出しました。
私「あんた、いつも寝転がってやってるん?」
息子「視点を変えてるだけ。」
私「・・・。」
返す言葉が見つかりませんでした。
そうこうしていると、母が地区の集まりから帰ってきて、認知症予防のためにと配られたルービックキューブを持ち帰ってきました。
そのルービックキューブに反応した息子。
パソコンを打つ手を止めて、ルービックキューブをカチャカチャと触り始めました。
カチャカチャカチャ。カチャカチャカチャ・・・。
私「課題は?」
息子「後でやるよ。」
カチャカチャカチャ・・・。
息子「学校でルービックキューブが好きな子がいて、学校に持って来てるんよ。
そしたら何人か集まってきて休憩時間にカチャカチャやってる。彼が言うには
6面揃えるのには決まったパターンがあるんやて。」
そう言いながら、カチャカチャすること数十分。
息子「できた~!リベンジ成功!」
私「リベンジ?」
息子「ハハ、覚えてないん?」
「小学校1年生の時、○○がルービックキューブのシールを全部外して張り直し
て6面を揃えたフリしたことあったやん。その時ハハがブチ切れて『インチキ
するんやったらこんな物捨ててしまえ!』ってゴミ箱に投げ捨てられたやん。
腹立ったから、いつか自力で6面を揃えたいって思ってた。」
「けどその時、不正は絶対したらアカン事やと思った。」
そんな事あったっけ?
全然覚えていませんでした。
息子が小さい頃は今思うと、本当によくキレていたと思います。
あまり深く考えず、感情の赴くままにキレていたかもしれません。
けれど、息子の教育にも繋がっていたのなら良かったのかな。
都合の良い解釈かもしれません。笑