大学デビュー戦観戦記~前編~の続き
観客席に座り、しばらくするとユニフォーム姿の息子が登場しました。
初めて見る大学のユニフォームです。
大学のユニフォームの配色が、上下とも高校の時と同じでした…。
代わり映えのなさに、ちょっと残念かも。笑
ユニフォーム姿の息子は、胸・肩周りの筋肉がゴッソリと落ちてしまい、お尻も小さくなって脚も細くなっていました。
うわっ。やっぱり一回り小さくなってるやん!!
上背もないので、ガタイの良い周りの大学生の中に埋もれてしまいそうでした。
パッと見て、大人の中にいる中学生みたい…。
受験期はもちろん、身体を鍛える間もなく。
入学が決まってからも、準備でバタバタ。
大学生になってからは、新生活に慣れるのに必死だったかも。
部活もコロナの関係で、度々活動停止となったし。
やっと部活再開となったら、前期テストがありました…。
全然身体もできていなし、やっぱり最終は△△ぐらいかな?
と思っているうちに、競技が始まりました。
いや、思ってたほど悪くないな。
ブランクがあったにしては、動けてる。
けど、やっぱりパワーが足りないな…。
そんな事を感じながら、息子の競技を観戦していました。
以前から、
がんばれー! しっかり-!
のような応援はしたことがありません。
わりと冷静に、状況を見守っています。
この目で直接にじっくり見たい派なので、動画撮影はしたことありません。
今持っている力を全て出し切ろうとしているのが、よくわかりました。
最後まで全力を尽くそうと、必死にもがいています。
おかえり。やっぱり君にはこれが似合うね。
久しぶりに戦っている息子の姿を観て、感慨深いものがありました。
息子の競技が終わりました。
結果としては、中学3年生の時の成績と同じぐらい。
LINEで
「お疲れ様。ブランクあった割にはよかったよ。」
とメッセージを入れておきました。
しばらくすると息子から
「思ってたよりも動けて、自分でもびっくり」
「あのさ。終わってみれば始め●●から※※で最終◎◎になった」
「ハハの想定そのままなのが怖い」
と返信がありました。
私「すごいやろ!もう君の観戦、10年目になるんやで。笑」
「それぐらいは行けるやろ、と思っただけ。」
「また大会あったら観に行くわ。」
息子「よろしく笑」
親が観戦に来ることに対して、息子が嫌がっていないことがわかってよかったです。
ちなみに、観客席にはたくさんの保護者らしき方々が座っていました。
子供が大学生になろうが、やっぱり親は子供の応援がしたいのです。
みなさん、きっと同じように何年も応援してきたはず。
親は子供の『応援団長』なのだと思います。
息子の競技が終わり、しばらく他の種目を観戦した後、会場を後にしました。
駐車場に向かう途中、木々が色づき始めているのに気が付きました。
観客席に座っていると、会場には心地よい秋の風が吹き抜けていました。
吹き抜ける風と色づき始めた木々で、秋の気配を感じることができました。
途中で渋滞に巻き込まれることなく、約2時間半の道のりを運転して帰宅しました。
夜遅くに息子から
「思ってたほど悪くなかったけど、やっぱり納得はできてない」
「勉強もしっかりするけど、両立して競技もまた頑張ろうと思う」
「今日は来てくれてありがとう」
とLINEがありました。
医師になりたいと熱望して進学した大学です。
中学・高校の時のように、全力で競技に打ち込むことはもちろんできません。
しかし、その環境の中でも勉強との両立を図りながら、息子自身が競技でも納得のいく結果が出せるようにと願ってしまいます。
今回、息子が頑張っている姿を直接に見ることができ、行ってよかったです。
『応援団長』は、他の大会も観戦しに行くと思います。笑
けれど、会場が遠くなら近隣に素泊まりで前泊して、ゆっくり観戦もありかな。
やっぱり往復5時間の運転は、とても疲れました…。