shanの雑日記

子育ての振り返りから日々の雑感など

4年に1度訪れる憂鬱

サッカーのワールドカップが開幕しました。

始まる前からTVでは特集が組まれたり、芸能人の応援団ができたり。

なぜ、これだけ騒がれるのか?

サッカーを行っている国が多く、その国においても人気スポーツなのだそうです。

それだけ興味、関心のある人が多いという事なのでしょう。

 

出だしからちょっと否定的な感じを醸し出しています。

そう、私はサッカーに対してイヤな思い出があるのです。

他のスポーツは野球もラグビーも駅伝も、もちろんバレーも観ます。

運動も得意なほう。

大学は体育学部系を卒業しました。

私が嫌悪感を抱くようになったのには、3つの理由があります。

 

その1

小学6年生の体育の授業でサッカーがありました。

約40年ほど前、当時は男女一緒に行っていました。

チームを分けるのに、少年サッカーをやっている子達がまずは振り分けられます。

その後、そのサッカーをやっている子達によるメンバーの争奪戦になりました。

「うわー、Aは使えないから要らん!」

などと平気で言ってました。

今思うと、それを容認していた教師がどうかと思いますが…。

私は平気でボールを奪い合ったり、追いかけ回したりしていましたが、中にはそういった事が苦手な女子もいました。

その子達は、サイドラインやエンドライン付近でボールを避けるように立っていることが多くて…。

そうすると、相手チームの少年サッカーをやっている子達はその立っている子達に向かって強烈なボールを蹴り、身体に当ててボールを外に出しました。

相手チームのメンバーの身体に当たって外に出たボールは自陣のボールになります。

そうやってスローインコーナーキックを得ていました。

しかも笑いながら。

なんて卑怯なスポーツなんだろう!!

腹が立ちました。

 

その2

高校生の時、私は陸上部に所属して専門種目はやり投げでした。

やり投げは突き刺さる可能性があり、危険な種目になるのでいつも運動場のすみっこにある砂場に向かって投げていました。

投げる前には、必ず近くに人がいないか確認してから投げなければなりません。

狭いグラウンドなので、サッカーのボールや野球のボールがよく転がってきます。

やりを投げるための助走に入っているところにボールが転がってくることもありました。

野球部の子達は、私が投擲動作に入っていると待っていてくれました。

サッカー部の子達は、ボールを追いかけておかまいなく砂場や助走路に入ってきます。

こちらは助走に入っているので、その度に慌ててストップをかけて躓くことに…。

ごめんね。

の一言を聞いたことはありません。

 

その3

2002年、日韓ワールドカップが開催された時は結婚していました。

元夫は普段はサッカーには興味を持っていませんでしたが、当時盛り上がっていた日韓ワールドカップだけは熱心にTVで応援をしていました。

私はその1その2の理由で、多分冷めた目で観ていたのだろうと思います。

元夫「なんで、そんなに冷めてる?」

  「みんなが盛り上がってる時は、同調するもんや!」

  「それやからお前は○×△※(以下モラハラ的発言の数々)!」

サッカー1つでなぜ、そこまで言われないとならないのか?

悲しくなりました。

 

その1~その3まで、まったくの個人的な経験に基づいています。

けれど、この経験があるので4年に1度のこの騒ぎでちょっと憂鬱な気分になってしまうのです。

その3の影響が1番大きいのかもしれません。

 

それにしてもなぜ、日本でこれだけ騒がれるのでしょうか?

普段のJリーグの試合は観ずに、ワールドカップだけ観ている人も多いのでは?

本来のサッカー好きだけが盛り上がるのではなく、普段はサッカーに関心のない人が

何か盛り上がってるな!よーし自分も一緒に盛り上がっちゃおう!!

とある種のお祭りのような感覚であるのかもしれません。

その状況がSNSやTVなどで目にすることで、

みんなで一緒に騒いじゃおう!

となるのかも…。

 

まあ今回は、コロナ禍の鬱憤もあるでしょうし。

爆発したい気持ちもわかるような気がしないこともない。

けれど、『盛り上がる』のと『便乗したバカ騒ぎ』は違うかと。

勝てば公共の場で集まって大騒ぎするとか、迷惑でしかありません。

マスコミ等も必死で『盛り上げよう』と旗を振っているようにしか思えません。

 

日本が負けて早く終われ!

とは思いません。

昨日も逆転勝ちをしたとか。

おめでとうございます。

サッカーに全てを捧げてきた選手や、応援してきた周囲の事を思うと頑張って欲しいとは思います。

けれど、みんながみんなサッカーが好きなわけではないので、ごり押し気味に

さあ、みんなで一緒に盛り上がって応援しましょう!

と押し付けるのは止めて欲しいかと…。

 

サッカー好きの方々、ウダウダと大変申し訳ございませんでした。

ある種の連帯感からこぼれ落ちた、少数派の心の内でした。