先日のこと。
TVでボーっと世界陸上を観ていました。
元陸上部なので、野球やサッカーよりは興味があります。
TVで観るのもやって楽しいのもやっぱりバレーですが。笑
そんな最中にLINEの通知音がしました。
これは息子ではないな。
だって息子は友達と沖縄旅行中。
少し前に真っ青な沖縄の海の写真を送ってきてくれたばかり。
いかにも大学生の夏休み、といった感じの写真もあり。
夏休みを満喫しているようです。
さて、名前を見ると『Mちゃん』とありました。
あー。久しぶりだな。
Mちゃんは、息子が中学に入学して知り合いました。
息子とMちゃんの息子君が同じ部活に入部。
人気のない部活なので、同学年男子は2人のみ。笑
そんなこんなでMちゃんとLINEを交換し、大会の会場では一緒に応援。
学校行事でも保護者会は並んで座り、文化祭等も一緒に見て回りました。
私はそれまで『ママ友』という存在はいませんでした。
息子の保育園から小学校時代は授業参観では顔見知りに挨拶をしたり、PTAの会合やお仕事でも普通に話はしますが、そこから『一歩踏み込んだお付きあい』というものをしたことがありません。
小学生の時に友人関係が拗れてそこからイジメに合ったので、その『一歩』を踏み出す勇気がないというか…。
少し臆病になっていたのかもしれません。
また、あまり人に対して『ウエルカムオーラ』を発する方ではなく、自分で言うのも何ですが、取っ付きにくく見える方だと思います。笑
Mちゃんはそんなオーラはお構いなしに、どんどん話し掛けてくれました。
Mちゃんとは息子達が中高共に同じ部活(種目は別)、中学時代は同じ外部のクラブチームでも活動をしていたこともあり、よく『息子達の勉強と部活の両立』(それを支える母親の愚痴を含む。)について2人であーだこーだと話していました。
私にとっては学校関係では初めての『ママ友』と言える存在であったのかもしれません。
息子達が高校生になり、しばらくしてコロナ禍となりました。
学校行事も全てなくなり、部活の大会もなくなりました。
Mちゃんと会うことはなくなりましたが、たまにLINEはしていました。
Mちゃんからは、
また会えるようになったらいっぱい話ししたいよね!
とか。
息子達が卒業間近となり、卒業式に関するお知らせやコロナ対応についてのメールが学校から頻繁に来るようになりました。
ところがMちゃんのメール受信に不具合が起きたとかで私にSOSがあり、学校からのメールを全てLINEに添付して送信。
Mちゃんからは
ありがとう。もう卒業やね!
また卒業式で会おうね!
そんなやりとりをしていました。
そして卒業式。
体育館の入口でMちゃんに会いました。
私は手を振りながら
「久しぶり〜!元気にしてた?」
と声をかけようとしましたが、Mちゃんはサッと体育館の中に入って行き、他の保護者の方と並んで座りました。
何かMちゃんの気分を害することでもしたのかもなあ…。
そうだったらゴメンね。
けれど私はMちゃんのおかげで楽しい事がいっぱいだったよ。
この6年、本当にありがとう。
Mちゃんの後ろ姿を見ながら、そう心の中で声をかけました。
それ以来のMちゃんになります。
MちゃんからのLINEは、『ちょっと困っていて聞きたい事があるから教えて欲しい』というもの。
私が経験した事だったので、詳しく丁寧にすぐさまLINEで返信しました。
こんばんは。
お久しぶりですね~。
それについては私の場合は○☓△で………
って。
私のブラックな部分では
サラッと無視するような人に、そこまで丁寧に対応しなくてもいいんじゃない?
と思わなくはない。
けれど知り合って楽しい時間を過ごしたのは事実。
困っている事があるのなら、私はいつでもウエルカム。
私はそれでいいかな。
そう思った、久しぶりの『元ママ友』からのLINEでした。