今週のお題「人生変わった瞬間」。
私と息子の人生が変わった瞬間は、2004年の11月29日だったと思います。
毎朝、出社すると電気を付けた後、日めくりカレンダーをめくることから1日が始まります。
先日、いつものようにペリッと1枚めくると『11月29日 火曜日』とありました。
それを目にして、『人生変わった瞬間』を思い出しました。
時を遡ること23年前の1999年の11月29日。
「11月29日って『いい肉』って読めるね。うっかり忘れる事がなさそうな日やね。」
そう言って、双方の都合が良く、一緒に役所に行くことのできたこの日に元夫と入籍をしました。
この日から、私の名字は○○から△△へ。
役所関係、銀行関係、運転免許証等、全ての物の名字が△△となりました。
最初の頃は病院などに行って
「△△さーん。どうぞー。」
と呼ばれても、自分の事だと気が付かなかったことも。
今までとは違った、また新しい人生がスタートしたんだなあ。
と思ったことを、少しだけ覚えています。
これも1つの「人生変わった瞬間」と言えるのかもしれません。
そこから23年後の今年2022年の3月のこと。
息子の大学進学が決まり、大学に提出する必要書類の中に住民票がありました。
息子と一緒に市役所を訪れ、住民票を見てびっくり。
調停離婚が成立した日が、2004年の11月29日。
私 「うわっ。調停離婚が成立した日と入籍日とが一緒やったわ!」
「今の今まで、まったく気が付かなかった!」
息子「マジで?そんな事を忘れるってあるの?」
「ま、細かいところは気にしないハハらしいっちゃハハらしい。笑」
まさかの入籍日と離婚成立日が同じだった事に、この時初めて気が付きました。
元夫はこの事に気が付いていたのでしょうか…。
調停離婚の成立日の後、息子をベビーカーに乗せて調停離婚の謄本と私の欄だけ署名捺印した離婚届を市役所に提出。
受理されました。
「子供さんを同じ名字にするのには、家庭裁判所に『氏の変更届』が必要ですよ。」
「子供さんが小さいから、まずは保険証を国保に変更しましょう。」
市役所の方々は、とても親切に教えて下さいました。
役所関係から、また全ての物の名字を△△から○○に変更することに…。
ゴトゴトと揺れるベビーカーでスヤスヤと眠る息子を連れ、今後の事を考えて湧き出る不安な気持ちを抑えるように、短期集中であちこち回って片っ端から名字を変更したり様々な手続きをしていきました。
息子の名字を同じ○○にするために家庭裁判所で変更許可を得て、市役所に届出。
これをもって私と息子の全てのものが○○となりました。
この時、
ああ、ここからが二人三脚のスタートになるんだ。
もう後ろを振り返っても仕方がない。
前だけを向いて、2人で進んで行こう!
そう決意しました。私の中で、
『On your mark!Get set !Go!』(位置について!よーい!ドン!)
そんな合図が聞こえたように思いました。
私と息子にとって、人生が変わった瞬間だったと思います。
幼かった息子と二人三脚となり、今日までの道のりをスタートすることになった日が
2004年の11月29日。
これまでのようなガッチリと組んだ二人三脚は卒業しました。
けれど、あと5年は学生生活が続くのでこれからも少しの間は、ゆるーい二人三脚が続くかと思います。
そんな『二人三脚のスタート記念日』として先日の11月29日は1人、ビールでお祝いをしました。