我が家は父母と私達親子の4人ですが、生活時間が違うのもあって息子が幼い頃から朝食とお昼ご飯は『各自ご自由に』のスタイルでした。
なので私は息子と2人分の朝食とお昼ご飯(お弁当)を準備していました。
母親がフルタイムで働いていた頃は夕食も準備していましたが、母親の退職後は交代で担当しています。
今は平日が母親で私は週末担当になりました。
それぞれの料理には『不可侵領域』があります。
メニューが被らないように、暗黙の了解で成り立っています。
餃子もそのうちの1つ。
私しか作ることは許されていません。(そんな大それたものか?)笑
先週末の事、所用で息子が帰省してきたので好物の餃子を作ることにしました。
多分、人数のわりには作る量は多いかもしれません。
いつも餃子の皮は約70枚用意します。
まずは適量(目分量というか大体の感覚の量)キャベツをみじん切りにし、塩を振って置いておきます。
ボールに約400グラム弱(スーパーの1パックの量による)の豚挽肉とみじん切りにした1束のニラ、生姜とニンニクのすりおろし、そこに水気を絞ったキャベツを入れ、塩、多いめのコショー(細かいのと粗挽きの2種類)お酒と醤油、ごま油を投入。
お酒も醤油もごま油も適量。グルッと回し入れるぐらい。
後はひたすら捏ねます。
捏ね出してすぐがこちら。
これを約7分ぐらい、全体が白っぽくなるくらいまで休まず捏ねます。
ここまで捏ねた方が美味しいと思っています。
これを冷蔵庫でしばらく寝かしている間に、冷蔵庫にあったレンコンとブロッコリーのサラダと白菜とシメジのお味噌汁を準備。
息子にはこれに『温やっこ』(冷や奴をレンジでチンして温めたもの)とご飯。
私はビールを頂くので、夕食にはお米を食べません。
母親は緩い低糖質ダイエットとかで、これまたお米は食べず。
息子がいないとお米は減りません。
父の分と合わせて久しぶりに1.75合のご飯を炊きました。
(息子1合強・父0.75合弱)
約70個分なので、皮に包むのは母親に手伝ってもらいます。
並べるとホットプレートいっぱいになりました。
餃子を焼く時には餃子の底に酢水を付けると、くっ付きにくくなります。
これは昔、中華ファミリーレストラン(バー○ヤン)でパートをしていた時に学びました。
ホットプレートは強火にして約3分で一度様子を見ます。
餃子の底に焼き目が付いていなければ1分単位で様子を見ます。
焼き目が付けば熱湯を餃子の回りに回し入れてフタをし、蒸し焼きに。
約3分ぐらいすると、焼いている音が『パチパチ』と変わりひっくり返します。
餃子を作る工程で1番緊張するのはここから。
餃子がくっ付いたり皮が破れたりすると大変です。
1人ではひっくり返せないので、息子にも手伝ってもらいます。
前後から挟み込むようにフライ返しを使い、
「いっせーのーで!」
の掛け声でタイミングを合わせてひっくり返しました。
息子との共同作業です。
手前の方は少し皮が破れましたが(私が失敗💧)、美味しそうに焼き上がりました。
息子「うーん。やっぱり我が家の餃子は美味しいね!」
嬉しいことを言ってくれます。笑
息子「シューマイは作ったけど、餃子はない。」
「餃子は帰ってきた時のお楽しみとして、自分では作らないようにしてる。」
シューマイも餃子も工程はほぼ同じだと思いますが、餃子はやっぱり『不可侵領域』なのかもしれません。
大量の餃子は全部食べきってしまいました。笑
息子「自分で作らないでご飯が食卓に並ぶって、ホントありがたいわ。」
1人暮らしを経験して、親・家族のありがたみを少しはわかったようです。
帰ってきた時はしっかり我が家のご飯を食べて欲しくて、ついつい作りすぎてしまいます。
『1人暮らしの子供が帰ってきた時あるある』でしょうね。
次回は年末年始に帰省予定。
息子は小さい頃から和食派なので、お正月には息子の大好きな『お節料理』を毎年手作りしています。
これは『不可侵領域』はなく、母との共同作業となります。
息子が楽しみにするお節料理作りは、いつもより気合いが入るかもしれません。笑