今週のお題は「餅」。
普段、お餅はほとんど食べることがありません。
お正月の3が日の間に1個か2個。
母親手作りの、お砂糖控えめで小豆の風味がしっかり感じられるぜんざいでいただくか、具材なしのすまし汁のお雑煮の2択です。
父方の祖父が石川県の出身だそう。
ネットで調べると、石川県ではこのシンプルなお雑煮が有名みたいです。
ずっとこのシンプルお雑煮が当たり前だったので、大人になって具だくさんの白味噌お雑煮に出会ったときは衝撃を受けました。笑
毎年お正月が近づくと、実家では餅つき機でお餅を作ります。
母親は出来上がった熱々のお餅を小さくちぎります。
それを餅とり粉を付けた手でクルクルと丸め、小さな丸餅を作るのが私の役割。
小学生の頃からこのお手伝いをしていました。
母親がちぎった所を丸餅の下にして表から見えないように丸めるのがポイント。
手のひらにお餅がくっつきやすくなりますが、餅とり粉を付けすぎると美味しくなくなるのでなるべく薄くなるように。
母親はポンポンとちぎっていきます。
お餅の表面が乾いてしまうとヒビが入ってしまうし、丸めるのが難しくなるので猛スピードで次々と丸めていきます。
年末恒例のお手伝いです。
そういえば結婚していた時、義実家も餅つき機で年末にお餅を作っていました。
2件先のご近所なので毎年必ずお手伝いに駆けつけました。(一応、嫁だったので…。)
お義母さんがお餅をちぎる担当。
お義父さんと私とでお餅を丸めました。
お義父さんが丸めるお餅はまん丸にはならなくて。笑
お二人から毎年、
「shanさん、本当に上手ね!」
と褒めていただきました。
小さな頃からのお手伝いが、こんな所でお役に立ちました。
たったの3回で終わりましたが…。
お餅だけでなく、お節料理も毎年すべて母親は手作りします。
黒豆も炊くし、巻き寿司も作ります。
なので毎年、30日〜31日は大忙し。
私も昨年までは助手として下ごしらえをしたり、次々と洗い物が増えるので洗い場担当になったりとフル回転。
20年近く、毎年連携作業で次々と作っていきました。
31日に作った物を3段のお重に詰めるころには、さすがにグッタリ。笑
息子や甥姪も子供にしては珍しくお節料理が大好きなので、大量に作っても2日目にはカラになります。
子供達が喜んでパクパクと食べてくれる姿を見ると、2日がかりで頑張って作った甲斐があるというもの。
今年はどうなるのかな?
1人ではかなりの重労働になります。
近所に住む妹は、今までまったく手伝ったことがないし…。
「出て行け」と言われた身なので、年末年始を実家で過ごすつもりはありません。
30日に息子が帰省するというので実家に送っては行きますが…。
年末のお手伝いは私がずっとやっていたので、息子も経験はありません。
毎年大晦日まで部活もあったし、受験もあったし。
けれど1人暮らしを始めて台所仕事のスキルは身に付き、元々手先は器用なタイプ。
今年は息子に私が今までしてきたお手伝いをやってもらおうかな。
クルクルとお餅を丸め、台所で下働きとしてせっせと働く。
母親も孫と2人で台所に立つのはきっと嬉しいだろうし、良い思い出になるだろう。
息子はちょっと大変かもしれないけれど、ここは『おばあちゃん孝行』として頑張ってもらえるか、聞いてみようと思います。
このブログの内容で、AIアシストのタイトル候補を見てみると
『感動の瞬間!母子手作りでつくる丸い幸せ』
というのがあり、思わず笑ってしまいました。