shanの雑日記

子育ての振り返りから日々の雑感など

匂いって大事

先週、コロナ感染から復帰しました。

 

shanru.hatenablog.com

 

発症している時は高熱のみの症状で、

ワクチン未接種だったけど、軽症でラッキー!

と思っていましたが、療養期間が明けてからのまさかの嗅覚障害。

匂いがまったくわかりません。味覚の方も

『甘い・酸っぱい・苦い』

はわかるものの、何がどう甘いのか酸っぱいのか苦いのかがわからない。

 

ネットで調べると、バナナの甘みは強く感じるという意見が多く見られました。

バナナはどちらかというと嫌いです。

苦手でも少しでもはっきりとした味がわかるのならと、バナナを購入。

結果。

ぬちゃぬちゃとした気持ち悪い食感の食べ物でしかありませんでした。

あと2本もあるのに…。

こうなると『食べたい!』という意識が働きません。

味もわからないのに、食事にお金を掛けるのが馬鹿らしく感じる始末…。

無駄に調味料を使っても味がわかりにくいので、もったいない。

最近は豆腐サラダがメインです。

ポン酢をドバッとかけるとほんのり酸味が感じられて、比較的苦痛なく食べられます。

味のしない肉・魚の食感は気持ち悪いので、あとはタンパク質補給に卵。

卵、お高いけれど…。

ここは栄養補給のためには仕方がないと割り切ります。

 

けれど、この嗅覚障害がいつまで続くのか不安になりました。

ネットで調べてみると、約2週間で治ったという記事もあれば数ヶ月経っても完治とはならずに約70%ぐらい戻ったという記事もあります。

ここは田舎。

ネットで調べてみても、コロナの後遺症に対応している病院なんて近くにありません。

ならば、ここでボーッと治るか治らないのか待っているのも不安を増長させるだけなので、自分でどうにかならないか調べてみました。

攻めてみます!

そこで自分でできそうなトレーニングを見つけました。

それが『嗅覚刺激療法』。

強い匂いを嗅ぎ、嗅覚をトレーニングすることで、嗅細胞の再生が促さ感じやすくなるそうです。

○朝晩の1日2回。レモン・ユーカリ・バラ・クローブの匂いをそれぞれ10秒間ずつその匂いを想像しながら嗅ぐ

というもの。

このトレーニングを行った場合と行っていない場合を比較すると、トレーニングを行った場合の方が、症状の改善効果が高いという結果が出ているそうです。

もう、藁にもすがる思いです。

 

右からスパイスのクローブ(G対策に良いと言われているので、買い置きがありました。)、バラ、ラベンダー、レモングラスのアロマオイル。

オイルは100均で購入しました。

そんなに高額な費用は掛けられません。笑

ユーカリもありましたが、ユーカリの元の匂いがわかりません。

どんな匂いか想像しながら嗅ぐことが大事とのことなので、匂いのわからないものではなく好きな匂いのラベンダーにしました。

レモンがなかったので、レモングラスで代用。

オイルは好みのものでも大丈夫なようです。

ダイレクトにアロマオイルを嗅ぐのではなく、手で扇ぐようにして嗅ぐそうです。

 

金曜日の夜からトレーニングを開始しました。

何も匂いは感じません。

ひたすら匂いを想像して終わりました。

土曜日の朝。

ここでも何も感じず。

まだ2回目。

仕方がない…。

わかってはいても、やっぱりショックです。

土曜日の夜。

通常なら刺激の強いクローブが、ほんのり匂ったような気がしました。

気のせいなのか、匂いを想像しながら嗅いでいるからか?

日曜日の朝。

前日よりもクローブの香りを感じることができました。

バラも何となく匂っているような!

けれど、ラベンダーとレモングラスはさっぱり…。

ちょっと匂いが感じるようになったのかな?

試しに昼食は、ソースをたっぷり使った焼きそばを作って食べてみました。

なんとなくスパイシーな感じは若干あるものの、ソースの味はわからず…。

おやつにスーパー○ップのチョコレート味を食べてみるも、薄〜いチョコレートの風味がほんのりするような気がするだけ…。

残念。

まだまだです。

夕食はまたまた豆腐サラダ。

また痩せてきたので仕方なく、食べたくもないレタスと卵のチャーハンを作りました。

(麺類に飽きた。)

ほんのりとゴマ油の匂いがしたような気がしました。

 

夜のトレーニング。

クローブとバラの匂いははっきりとわかりました!

ラベンダーはなんとなくそんな匂いがするかも、程度。

レモングラスはわかりませんでした。

少しずつですが、匂いがわかるようになってきたのかもしれません。

頑張ってトレーニングを続けます。

(今朝はレモングラスも薄っすらと感じることができました!)

 

今まで風邪をひいても匂いがわからなくなったという経験がなかったので、こんなにも匂いがわからない世界がつまらないものだと初めて知りました。

匂いが感じられるからこそ、味わいを深く理解することができる。

匂いって、本当に大切な人間の感覚の1つであることを痛感しました。

嗅覚が戻れば

あれも食べたいこれも食べたい!

と考えていましたが、

『普通の食事を普通に美味しく食べられることが1番の贅沢』

だと今は思います。