先週、思いも寄らなかったトラブルにより急遽別会場での大会に参加した息子。
※その辺りの話
実はこの別大会をサイトで見つけた時、その次の週にもまた別の違う会場での大会があることを知りました。
大会要項を読むと、一般(大学生・社会人)の参加も可能。
息子に、とりあえずエントリーだけはしておくことを提案しました。
息子的には先週の大会で参加標準をクリアできなければ1週空けて練習を積み、今月末の他府県で行われるラストチャンスの大会に全力をぶつける予定にしていたようです。
あまり気乗りしないようでしたが、とりあえずエントリーはしたようです。
大会が続く事による疲労の蓄積を不安に思う以外に、息子があまり気乗りしない理由があります。
中学生の時、何度かこの別の会場で行われた大会に出場したのですが、息子はこの会場では1度も良い結果を出した事がない。
息子にはトラウマというか、この会場とは相性が悪いという印象しかないのです。
先週の大会後、この大会に参加するかどうかを話し合いました。
息子は悩みに悩んでいました。
連続して大会出場となると、練習メニューも大幅に変わるそうです。
連続出場は息子にすれば完全に想定外。
私 「そんなもん、大会を練習の一環として考えれば?」
息子「そういう考え方って好きじゃない。大会は大会。」
私 「数少ない中で結果を出したいなら、そんな事にこだわってる場合?」
まだまだ甘い。
自分の理想にこだわり過ぎ。
けれど、最終決定するのは息子。
長ーーーーい沈黙と悶絶(笑)の後、
息子「・・・・来週、出るわ。」
この大会に出場することが決まりました。
連続して週末の早朝、高速道路を走りまた別の会場に向かいました。
会場に到着後、息子とは離れた所に1人座りました。
横にいれば、ゴチャゴチャと口出してしまいそうになります。
今回は1人、完全集中させた方が良いと考えました。
数時間後、ユニフォーム姿の息子が登場。
今回も動画撮影を頼まれていたのでスマホを構えました。
競技開始。
ところが光の加減なのか私の目が悪いのか、画面越しで息子の姿を確認することができずに画面と実際の競技中の息子の姿をオタオタと追っているうちに競技終了…。
しかもこの大会、会場で結果のアナウンスがなくてサイトで速報結果を確認との事。
その待ち時間が、とてつもなく長い…。
観客席から見ていると、息子と一緒に戦った中学生が終了後に倒れ込んでしまいました。
息子は介抱に向かいます。
実はこの中学生は先週の大会でも一緒に戦っており、果敢に息子に挑んでいました。
先週の競技終了後、息子はこの中学生に声を掛けたそうです。
「自分、いいガッツしてるね!もっと強くなるよ!」
この言葉。
息子が中学生の時、一緒に戦った高校生や大学生に言われて嬉しかった言葉です。
高校生や大学生に声をかけてもらってとても嬉しかったと笑顔で報告してくれました。
息子「自分がされて嬉しかったことは、後の世代にも伝えていかないとね。」
「○○も後進を育てる立場でもあるわけよ。」
ちょっとエラそうに(笑)言う息子を見て、そんな立場になったんだなあと感慨深く思いました。
そんな声をかけた中学生が倒れ込んでしまい、息子が肩を抱いて外に連れて行くのが見えました。
まだまだ結果は掲載されず…。
息子は先ほどの中学生と一緒に戦った高校生と3人で隅っこに座り込み、何やら話している様子。
息子に練習方法についてのアドバイスを求めてきたそうです。
中学生・高校生・大学生の座談会。笑
その珍しい光景を微笑ましく眺めていました。
少ししてサイトを確認すると、やっと結果が出ました!
結果は、参加標準をわずかにクリアならず…。
と思っていたところに、息子からの電話。
息子「やった!クリアした!」
私 「えっ?していないでしょ?」
私はずっと参加標準を勘違いしていたのです…。笑
息子、参加標準を突破!!
トラウマを克服し、苦手な会場で結果を出すことができました。
精神的にも戦略的にも、それだけ成長したということでしょう。
戻ってきた息子は、最高の笑顔を浮かべていました。
緊張でガチガチだった朝とはまるで別人。笑
息子「2週続けてのフォローとアドバイス、ホントにありがとう!」
「○カレ(地区別インカレ)、行ってきます!!」
そう嬉しそうに言う笑顔を見ると、2週続けて慣れない高速道路を走り、フラフラになった甲斐があるというもの。笑
目標を達成し、晴やかな息子の笑顔が見られてホントに良かった!!
息子と一緒に喜んでいましたが、ふと我に返りました。
遠い○カレの会場まで、どうやって行けば良いの???
応援団長は何処へでも応援に駆けつける予定です。笑
嬉しい悩み事が1つ、増えてしまいました。