前回の続きです。
担当者のエントリーミスで、急遽別会場で行われる別大会に参加することになった息子。
大会の前々日、また息子からスクショが送られてきました。
またまた専門サイトの画面。
何か、イヤーな予感が…。
別大会参加者リスト名の中に、またもや息子の名前がない!
いったいどうなっているの?
決まりのようなので、今回のエントリーをしたのも担当の先輩。
その先輩が慌てて問い合わせたところ、今度は大会運営側のミス!
エントリーはきちんと済んでいるので訂正されるとの事。
しばらくしてサイトを見てみると、やっと息子の名前がありました。
訂正版で息子の名前を確認するまでは、心臓がドキドキして落ち着きませんでした…。
いや、もうホントに勘弁してよ…。
その言葉しか出てきません。
さすがの息子もメンタル的にダメージを受けているようです…。
大会前日、息子がウチにやってきました。
大会前で緊張しているのとは、明らかに顔つきが違います。
今さら文句を言ってもどうしようもない事だということは、頭では理解できているけれど気持ち的には決して収まらないようです。
気持ちは理解できるけど、今できることをやるしかないでしょ!
そう話して、大会当日を迎えました。
当日の朝、目の前にある大会会場を背にして高速道路で別会場に向かいました。
この会場は高校生の時に1度、練習会か何かで利用したことがあります。
ナビに履歴が残っていました。
到着後、息子は受付を済ませ早速準備。
私は1人、目の前で行われている小学生の競技を見ていました。
普段の大会では息子の出番に合わせて会場に行くので、こうやって小学生の競技を見るのは久しぶり。
目の前で小学生が一生懸命に競技に取り組んでいる様子を見ていると、昔の事を思い出しました。
あの頃は無事に最後まで競技を終える事ができれば、結果なんて二の次で大喜びしたものです。
息子が満足そうにニコニコの笑顔で戻ってくると、それだけで幸せな気持ちでいっぱいになりました。
いつの頃からこんなにも結果だけを追い求めるようになったのか?
真剣に競技に取り組めは取り組むほど、必ず結果は求めてしまうもの。
私も体育会系の人間なので理解はできるけれど、親としては昔のようなニコニコの笑顔が見たいだけ。
その笑顔は、すっかり大人になった息子自身が納得のいく結果を出した時にしか見ることはできなくなってしまいました。
それなら息子の夢を応援し、私ができるサポートをやるしかない。
満足そうなニコニコの笑顔を浮かべて保護者の元に戻ってくる小学生を見て、改めて思いました。
数時間後、息子の出番がやってきました。
個人エントリーの為、息子に動画撮影を頼まれていました。
普段の大会では部活仲間が撮影してくれます。
私はこの目で直に息子の姿を見ていたいタイプなので、今まで動画撮影をしたことがありません。
スマホを構えて待ちました。
息子が登場し、競技開始。
初めてスマホの画面越しで最初から最後まで息子の姿を追いました。
画面越しでも、何となく好調ではないことがわかりました。
やはり思うような結果を出すことはできませんでした…。
帰りの車の中。
息子「『たられば』を言っても仕方ない事は分ってるけれど、やっぱり悔しい…。」
私 「その気持ちは分るけれど、それは自分の実力不足を棚に上げてない?」
「本当に実力のある人なら、与えられた状況で自分の力は発揮できるでしょ。」
「多少のトラブルに負けない強い気持ちを持つ必要があるのでは?」
相変わらずの、厳しめの声を掛けました。
息子には慰めの声掛けは逆効果でしかありません。
ホント、昔から何も変わってない…。
※その辺りの話
今月中という期間の中で、後ろを向いてる時間はない!
前だけを向いてガツガツと進まないと!
チャンスはあと2回。
何が何でも参加標準をクリアしたいのなら、ウダウダ言わずにやるしかない。
本当に望むことなら全力で捕まえに行くのみ!
息子の応援団長として、改めて言いました。
その壁は決して容易く越えられるものではないと、息子は自覚しています。
けれどその壁を越えた時、きっと息子のとびっきりの笑顔が見られるでしょう。
ハハとしては変わらず応援し続けるのみ。
まだまだ応援団長歴は更新されるものと思われます。