shanの雑日記

子育ての振り返りから日々の雑感など

息子の笑顔はプライスレス

先日、息子が出場する大会がありました。

昨年、大学デビューした大会になります。

※その辺りの話

 

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今年の会場も昨年と同じだったので、今回はあまりストレスなしに行くことができました。

毎日運転はしますが、基本ナビは信用していません。

以前、知らない所をナビを頼りに運転していて、とんでもない狭い道に誘導された恨みがあります!

 

さて前日。

この前の車検時に『そろそろタイヤがヤバいよ。』と言われていた事もあり、念のためにタイヤ周りや空気圧を見てもらおうと、小学校の同級生がやっている自動車屋さんに行きました。

同級生「あのタイヤで高速道路の運転は危ないな。下道ならなんとか。」

とても下道で行けるような距離ではありません。

結局、タイヤ2本を交換することに…。

値引きをしてもらって計15,500円也。

ガソリン代と高速代も入れると、ずいぶんとお高い大会観戦になりました。

 

これで準備OK。

心配していた渋滞もなく、途中で休憩しながらもずいぶん早く会場に到着しました。

会場を見渡すと、スタンドにいる息子を発見。

出場している同じ大学の仲間の応援をしているようでした。

ここで決してこちらから手を振ったり、声を掛けないようにしています。

あれは息子が中学生のプチ反抗期の頃。

大会会場で姿を見つけると、つい手を振ってしまったハハに対して、ものすごい目つきで睨んできました。

もう怖いのなんのって…。

あの時の目が忘れられず、今だに息子を見つけても『完全スルー』しています。笑

(今では息子がこちらに気付くと手を振ってくれるようになりました。成長しましたね。笑)

すぐに息子の姿は見えなくなりました。

そろそろ自分の準備があるのでしょう。

スタンドで息子の出番を待ちました。

 

出番が近づき、ユニフォーム姿の息子が登場。

昨年は、あまりにも身体が小さくなってしまっていた事に衝撃を受けました。

高校で競技を引退した後、たった半年とはいえ受験勉強期間はさすがに身体を鍛える時間も余裕もありませんでした。

全身に鎧のようにまとっていた筋肉がゴッソリなくなり、まるで中学生のようだった事を覚えています。

この1年間体重も増えず、大会ではずっとパワー不足を感じていたそうです。

そこで息子。

この大会に向けて増量計画を開始。

本来ならタンパク質の摂取量のみ増やすのが理想なのかもしれませんが、何せ息子は貧乏学生…。

米+少しのプロテインを3食の合間で摂取し、後はただのおデブにならないようにガンガン鍛えたそうです。

その甲斐あってか、昨年に比べるとずいぶん身体が戻ってきたようでした。

 

この前息子の競技を見たのは8月。

コンディションもイマイチで、結果もイマイチでした。

※その辺りの話

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その後にもう一つ大会があったようですが、もっと悲惨な結果だったようです。

送られてきた動画を観ましたが、まあひどいのなんのって…。

今年最後の専門種目でのこの大会で、納得のいく結果を出したいと息子はずいぶんと意気込んでいました。

 

競技開始前、いつものルーティンを行う息子。

息子らしく静かに気合いが入り、集中している様子でした。

競技開始。

前半は高校時と同じように、大きくて伸びのある動きでした。

自分の得意パターンに持ち込んでいます。

問題はここから…。

今年の大会は全てこのあとズルズルと崩れていきました。

競技後半。

崩れるならいつもここ、という所を過ぎても粘っています。

ラスト、さらにもうひと伸びが見られ競技が終了しました。

 

久しぶりに見る、快心の動きでした。

あのボロボロの状態から、ここまで自分自身を引っ張り上げることができた息子の気迫と努力を思い、少し涙が出そうになりました。(親バカ。)

結果は『まさかここまで!』というもの。

『せめてこれぐらいは…』をすっ飛ばしていました。笑

それでも息子の1番良い時にはほど遠いですが…。

ろくに勉強もせず、競技のみに集中していた高校時代とは環境が変わり、医学部の勉強と1人暮らしの生活とのバランスを取りながらの競技の継続。

ただ競技を継続させるだけではなく、結果も出したいと頑張ってきました。

 

競技が終わり、会場の外に出て少し外れた所にあるベンチに座っていると、競技を終えた息子が私の姿を見つけてやって来ました。

こちらに向かってやってくる息子の顔がほころんでいました。

息子「とにかく、ここまで復活できてホッとした…。」

地方ではありますが中学・高校No.1のプライドもあり、プレッシャーも相当あったようです。

今回の競技内容について振り返る息子は20歳を過ぎた大人ですが、まるで小学生のように素直な喜びが溢れていました。

ニッコニコの息子の笑顔。

中学・高校時代はちょっと格好つけていて、良い結果が出てもここまでの笑顔を見せることはありませんでした。笑

そう、この笑顔が見たかった。

7月の大きな大会が散々な結果で、初めての涙を流していました。

※その辺りの話

 

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息子の笑顔には安堵と嬉しさがありました。

しかしすぐに、ここで立ち止まることはないという決意が見られました。

 

今回タイヤ代に始まり、出費としては

正直、キッツいなあ…。

と思っていましたが、息子のあの笑顔を見ることができたので良しとしよう。

これもハハとしての、大切なお金の使い方だと思います。