shanの雑日記

子育ての振り返りから日々の雑感など

父の入院で思う事 ~前編~

連休前に息子からLINE。

「今月末にじいじが退院するって」

へーえ。

そうなんだ。

こっちには連絡ないわ。

実はじいじ(父)、2ヶ月ほど前にコロナに罹患し入院していました。

元々肺に持病があったので呼吸ができなくなったらしい。

『らしい』というのは妹からの情報。

後に『コロナで入院した』とだけ母から連絡ありましたが…。

呼吸ができなくて身体がしんどくても頑なに病院へ行くことを拒否。

飲む事も食べる事もできなくなり、以前から肺の持病が元で動くとしんどくなるので極力動く事をしなくなった結果、足腰もかなり弱っていたところでついに動くことができなくなり、母が病院に強制連行したとのこと。

緊急入院した先の病院では虚勢を張り、自暴自棄になって周囲に迷惑をかけ、元々好き嫌いが激しすぎて食べられる物が極端に少ないこともあり病院食は全て拒否。

とまあ迷惑極まりない状態だったらしい。(by妹談)

「放っておいてくれ!」

「こんなもん食えん!」

これはこれで大迷惑だけど、まだ何となくはあるかもしれないとは理解できる。

けれど、病院で『虚勢を張る』の意味が全くわからない。

父には昔から、そういった『見栄っ張り』な部分はあるけれど…。

病院で見栄を張ってどうするの?

この病院はコロナで入院だったので、家族も面会はできませんでした。

 

元々足腰が弱っていたところにコロナの治療で約2週間寝たきり。

そんな状態なので自力で立つことも歩くこともできなくなったにも関わらず、コロナの治療が終わったら即、病院を追い出されたとか。

まあ、病院としては父みたいな患者は早々に追い払いたかったのかもしれません。

帰宅し、母1人で父を自宅に上げることができず、夏休みで家にいた甥っ子(小5)を駆り出して2人で何とか玄関横の和室に引っ張り込んだらしい。

これはどうにもならんと母が妹に連絡。妹が仕事から飛んで帰って状況を把握し旦那に連絡。妹の旦那はケアマネをしているので、そのつてか何かで入院できる病院を直ちに探し、午後にはまた別の病院に入院したとか。

私は全て、妹から聞きました。

母からは後日、『別のところに入院した』とだけLINEがありました。

母としては私に「この家を出ていけ」と言い放った手前、家の事には関わって欲しくなかったのかもしれません。

あるいは、頼ってはいけないと思ったのかも。

母も母で意地っ張りなところがあるので…。

なので事後報告のみなのでしょう。

まあ、母がそれで良ければこちらはいいけど。

 

父は新たに入院した病院でも相変わらずの態度で、特に食べない事がネックとなり

「このままでは、ひと月持ちません。」

と言われたとか。

家族で今後の治療について話し合えと言われ、以前から父は『延命治療はお断り』の意思を表示していたのでそれでお願いしたとのこと。(by妹談)

妹「お見舞いに行ってもそっぽ向くだけやから腹立つわ。姉ちゃんが行ったら100%キレるから、行かない方がいいよ。」

との忠告があったのでお見舞いには行きませんでした。

その状態なら、100%キレる自信あり。

息子が弾丸で帰ってきた時、母に連れられてお見舞いに行ったのですが、息子にすらそっぽを向いてしまったそう。

その態度に「せっかく〇〇が来てくれたのに!」と母がキレ、お見舞いが3分で終わったとか…。

息子は母からのLINEで父の様子は随時把握しています。

私は父とも会ってないし、父の様子は妹と息子からの報告でのみ知る状態。

そうなる背景も気持ちも全くわかりません。

 

例えどんな状態でも、一度もお見舞いに行かなかった私もどうかしてると思います。

『キレる恐れがある』ということも確かにあるけれど…。

見栄っ張りな父にしてみたら、弱っている自分を見られたくないだろうなあという気もしていたし…。

それより

そういう父を目の前にして、どう接すれば良いのかがわからない。

というのが本音だと思います。

 

お見舞いに行かなかった理由を捻り出している、情けない娘のただの言い訳かもしれません。

 

長くなったので続きます。