本日、ボーナスの支給日です。
サラリーマンの楽しみの1つですよね。
ボーナスは出るのかな?
いくらぐらいかな?
12月に入ると、パートナーもソワソワとしていました。笑
私は賞与計算をする立場にあります。
なので、真っ先に支給額を知る事ができる代わりに、
いくらぐらいかな?
といったワクワクを感じる事はできません…。
それにウチの会社はボーナスは支給されますが、金額は何年も前から据え置き。
従業員は影で『寸志』と呼んでいるのを知っています。笑
まあでも、ボーナスが支給されるだけありがたいですよね。
数日前、『サマンサタバサの冬季賞与なし』のネットニュースを読みました。
企業としては、賃金規定等でボーナスの支給を確約していなければボーナスの不支給や減額も法律違反にはなりません。
ウチの会社の規定にも、『業績を勘案し…』のような文言があったように思います。
けれど、あんな大きな企業でも賞与なしがあるなんて…。
ボーナス払いを予定していた人はどうするのだろう?
11月に入ったばかりの頃。
珍しく社長の方から、ボーナス支給に関する話がありました。
いつもは私がボーナス支給の元となる資料を持って行き、それに支給額を記入してもらいます。
社長「冬のボーナス、物価高もあるしちょっと増やそうと思う。」
な・なんと!
非常にありがたい話ではないですか!
けれど、資料は11月の給与計算後でないと作成できません…。
社長の気が変わらないことを祈りつつ、11月の給与計算終了後に慌てて資料を作成。
早々に資料を提出しました。
戻ってきた支給額が書かれた資料を見て、びっくり!
ウチの会社にしては(失礼…)、思い切った増額ではないですか!
社長「今回だけ、インフレ手当だと思ってもらえれば。」
私 「それ(インフレ手当みたいなもの)を従業員に伝えますか?」
社長「いや、それはしなくていい。喜んでもらえたらそれでいいよ。」
確かに、みんな喜ぶと思います。
普段はボーナスのないパートさんにも今回、寸志が支給される事になりました。
ああでも、来年の夏のボーナスの支給時が恐ろしい…。
またいつもの定額に戻るわけだし、パートさんの寸志もなくなるわけだし。
ボーナスの明細書を見たり、通帳記入をして
ワ~イ!ボーナス増えてる~!
って喜ぶのは一瞬。
けれど前回増えてたものが減ったり、あったものがなくなった時のショックの方が絶対に引きずると思うのだけれど…。
人間なんてそんなもの。
1度良い思いをすると、『いつも通り』がいつも通りでなくなってしまう。
なので、増額は今回だけよって伝えた方が良いと思うのだけれど…。
昨日、賞与の明細書を渡しました。(工場の各ロッカーに放り込む。)
手渡ししたもう1人の事務員さんが、明細書を見て驚いていました。
ま、驚くでしょうね。
ウチの会社のケチ加減は、私よりご存じなので。笑
私「今回だけみたいです。」
「もし工場でも騒いでいたら『今回だけっぽいよ』って囁いておいて下さい。」
とお願いしました。
パートさんには封筒に『一時金』と書きました。
本来の一時金の意味とはちょっと違うみたいだけれど。
これは一時的なものですよ…。
次回は期待しないでね…。
この意図が通じますように…。
ボーナスが増えたらもちろん嬉しいし、ホントありがたい。
けれど次回のみんなの落胆(私も落胆)も想像できるので、嬉しいだけの心穏やかなボーナス支給日とはなりませんでした。