今日、お仕事はお休み。
毎週金曜日は交替で休みとなります。
ここ最近、休みの金曜日は何かと予定が入っていたのですが今日は何も予定なし。
久しぶりに温泉に行くことにしました。
温泉に行く時は必ず露天風呂がある所に行きます。
中の大浴場の熱気というか湿気が苦手で、すぐに息が苦しくなってしまう…。
なので、どんなに暑かろうが寒かろうが露天風呂に一直線に向かいます。笑
ここ2年ほど前から行くようになった、地元の高級温泉旅館の日帰り入浴。
クーポンを利用すると770円!
平日のお昼の時間帯を狙って行くと、他のお客さんも殆どいません。
今日はホントに誰もおらず、1人で貸し切り状態!
1人でのびのびと、露天風呂でお湯に浸かってのんびりと過ごしました。
しばらくすると隣の男性用露天風呂から、小さな男の子の声が聞こえてきました。
お父さんと子供さんかな?
おじいちゃんとお孫さんかな?
息子が小さい頃も父に連れられ、よく温泉に行っていた事を思い出しました。
男の子を持つシングルマザーあるある。
息子を連れて一緒に公衆浴場に入れる期間は短く、あとはどうする?
『一緒に連れて入れるのは何歳までOKか?』
各都道府県の条例等で規制があるようですが、私は何となく3歳ぐらいまでかなと思っていました。
あくまでも私の感覚です。
小さい息子にお風呂のマナーを徹底的に教え込み、4歳ぐらいからは私の父にお任せしました。
幸いにも息子は大人しいタイプだったので、あまり心配はありませんでした。
父は喜んで休みの日は息子を連れ、あちこちの温泉に行っていました。笑
息子が元夫と過ごした1年半の間で、父親と一緒にお風呂に入った経験はありません。
元夫は、とある競技で国体出場の経験もあるアマチュア選手でした。
仕事が終わるとトレーニング。
休日は早朝から夜遅くまで競技の練習。
それに上司や先輩からの『飲みのお誘い』は絶対に断らない昔タイプの人間だったので、いつも帰宅は息子が既に寝た後。
寒い冬も、いつも私1人で息子をお風呂に入れていました。
息子とほぼ同時期に義弟さんのところにも赤ちゃんが生まれたのですが、義弟さんは毎晩子供と一緒にお風呂に入るために早く帰宅していると聞いて、羨ましくて羨ましくて…。
1人で格闘している自分が虚しく思った記憶があります。
離婚してからも、元夫には息子と会わせていました。
息子から父親という存在を奪う権利は私にはありません。
息子にとっていつか『父親』という存在が必要になるかもしれない。
元夫にも父親としての自覚を持ち続けて欲しい。
けれど、小さい子供に接した事のない元夫に息子を預けるのはさすがに怖かったので、3人で過ごしました。
元夫は不満だったかもしれませんが…。笑
息子が5歳になった頃、1日過ごす中に『一緒に温泉に入る』という計画を入れた事があります。
『父親とお風呂に入ったことがない』という事に、私が引っかかっていたのです。
息子にも、父親とお風呂に入るという経験をさせたい。
元夫は5歳の男の子とお風呂に入ることに、少し不安そうでした。
多分、はしゃいだりするのではないかと危惧したみたい。
私「○○は温泉に慣れてるから大丈夫!」
そう言って、2人を温泉に送り込みました。笑
温泉から出てきた2人を見ると、2人ともニコニコしていました。
息子「パパとね、一緒に温泉に入ってきた!」
元夫「めちゃくちゃ賢かった!」
元夫にも良い思い出となったようだし、息子の笑顔を見た時に私の長年の引っかかりもようやく取れました。
息子に対して、ずっと言い続けている事があります。
パパと結婚した事に対して後悔したことは1度もない。
パパと結婚したからこそ○○に出会えた。
○○はハハにとって、もちろんパパにとっても大事な宝物。
ただ、夫婦としてはダメだっただけ。
この前のお正月にも言いました。
早くに離婚はしたけれど、君は望まれて生まれてきたという事。
ハハとパパはどんなに遠くに離れていても、君の事が何よりも大事な事。
子供がいくつになっても、この想いを伝えていくのが私の役割だと考えています。
息子は短期バイトのスーツ量販店で、ネクタイを1本買ったそうです。
(社割でずいぶんとお安く買える特典あり。)
息子「今までパパに何もプレゼントした事がなかったから。」
「今年、これを持ってパパのところに行こうと思う。」
私 「パパ、きっと喜ぶと思うよ。」
元夫の喜ぶ顔が目に浮かびます。
息子とその父親の、こういった関係性を保ち続けてこられて本当に良かった…。
隣の小さな男の子の声を聞きながら、露天風呂でそう思いました。