引っ越しの作業中、昼食はほぼ外食で済ませていました。
1人で作業中は徒歩約3分の所にあるスーパーでお弁当を買い、スーパー内の電子レンジでチンしてお持ち帰り。
部屋に電気は通っているのですが、もったいないので暖房は使用せず。
日当たりの良い部屋の窓際に座り、ひざ掛けをグルグル巻いてモソモソと1人でお弁当を食べていました。
パートナーが手伝ってくれた週末。
雨が降って冷え込みがきつく、頼りにしていた日差しもなくフローリングも冷え冷え。
すっかり身体が冷え切ってしまったので、昼食は温かいものを食べに行くことにしました。
私「うどんかそばかラーメンにしよう!」
「○○に行ってみる?前に久しぶりに食べたいって言ってたし。」
パ「確か20年ぶりぐらいかな?いいね。そうしよう。」
冷え切った身体を温めるべく、昼食はラーメンに決定しました。
そのラーメン店は、全国にも数店舗お店を出しているようです。
パートナーは20年ぐらい前に別のお店で1度食べたことがあるそう。
私は昨年に息子が帰省した時、買い物ついでに息子と一緒に来たことがあります。
席に案内され、メニューを広げて注文。
メニューを元の位置に戻そうとした時に違和感がありました。
テーブルの上には、メニューと紙ナプキンしかありません。
前に来たときには、ギョーザのたれやラー油などの調味料、お箸もあったハズ。
隣の席に注文したものが運ばれてくる様子を見ていると、定員さんが注文の品と調味料セットをテーブルの上に置き、プラスチック製のお箸が入った箸箱を手にして
「お箸はこちらからお取り下さい。」
お客さんがセルフで箸箱からお箸を取るスタイルに変わったようです。
私「テーブルに置かなくなったみたいね。」
「あの回転寿司の迷惑動画の影響かな?」
パ「ラーメン店でも割りばしをなめ回して、箸入れに戻す動画もあったし。」
「今は動画で拡散されてこういう事があったってわかるけど、昔はなかったのかな?」
私「性善説で成り立ってた、ってだけじゃない?」
そこから子育てや躾論議のスタート。
親はどこまで責任を負うべきなのか?
○未成年の場合は監督義務あり。
→親には責任あり
○成人(18才)以上なら全く責任はないのか?
→そうはいかないでしょ。特に高校生とか。
親のそれまでの教育はどうだったのか?
○ファミレスとか行っても、おしゃべりやスマホに夢中で全く注意しない親あり
→たまに目を向けて!
○注意したら逆切れするってどうよ?
→以前、走り回っている子供にやんわり言ったら親に睨まれた経験あり。
○小さい頃はしっかり言い聞かせていても、仲間と『悪ノリ』した可能性
→そもそも『ノリ』でやって良い事と悪い事の区別の教育は親の役割じゃない?
○小さい頃に躾が厳しすぎて、弾けてしまったパターン?
→そしたら親はどうすればいいのよ!
息子とパートナーの下の子は今年20歳になります。
自分達のそれぞれの子育てを振り返りながら、話しは続きます。
『躾の正解って何なのか?』
パ「ウチは来年には社会人。今まで問題を起こさず、社会にも迷惑かけることなくここまで来れたんだから、それはそれで正解だったと思うことにするわ。」
私「ウチはまだ最低でも後5年は学生なんだけど!まあ後は自分がやってきた事を信じるしかないよね。」
結局、正解って?
今まで子育てをしてきた自分自身の信念が、他人や社会に対して間違っていないと信じるだけなように思います。
中には『ウチは子育てに成功した!』と言い切れるご家庭もあるかもしれませんが。
ウチは無理かな…。
子供の成長を見守る中で、『ああ、間違ってはいなかった!』と確認できれば、親としての最低限の役割は果たしてこられたのだと思います。
あとはそれぞれの子供の考え方や性質も関わってくるだろうし…。
そんな話しをしていると、テーブルに熱々のラーメンと餃子、調味料セットと箸箱が運ばれてきました。
今までのように易々と、安心して食事をする事が当たり前でなくなってしまった。
という世の中になってしまった事。
なんだかなあ…。
もうこれ以上、残念な世の中にならないで欲しいよね…。
そんなことを言いながら、熱々のラーメンを美味しくいただきました。